議論、ディスカッションの仕切り方、結果を出せる「攻めの司会」
「意見の違いを浮き彫りにして、結論に導く」

大石貴博(企画推進部)
タイトルにある、結果を出す司会っていうのが気になります!
司会をするなら、話をうまく流すだけではなく、話し合いの成果を出したいですよね。そのためにはある程度、攻めの進行が必要なんですよね。

くまちゃんアナウンサー
閉じた空間で、
限られたメンバーに対して話をするとき、
について考えています。
今回は、
そういう状況で、
参加メンバーに発言してもらって、
議論をする、
ディスカッションでの話し方、
議論の進行役についてです。
同じディスカッションでも、
例えば場所が、自由に人が出入りできるオープンな空間になれば、
その議論自体を聞いてもらう、
「トークショー」ということになりますよね。
昔、テレビでやっていた、
地元の問題・課題を議論する番組も、本質的には同じだと思います。
その点、
閉じた空間、限られたメンバーという条件では、
トークショーのように、
不特定多数の人に聞いてもらうことを考えなくてもいいわけですから、
そのぶん、
話の内容を深め、
「議論で結果を出す」ことに集中できます。

大石貴博(企画推進部)
仕事での話し合いは、ほとんどすべて、このジャンルに含まれますね。
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議論することのメリットデメリット
まずは、議論するということそのものについて、考えてみましょう。

くまちゃんアナウンサー
議論することのメリットは、
・問題点を浮き彫りにし、話を深める
・アイデアやノウハウ、意識・考え方を共有できる
・考え方が偏らず、思いもよらないアイデアが生まれる
・その会、組織への参加意識が高まる
・人前で意見を述べることで得られる高揚感、充実感
・会自体の活気と盛り上がり
などなど。
議論に参加する人たちが、
洗練された集団であればあるほど、
これらのメリットが活かされ、
ディスカッションの効果があがります。
いっぽうデメリットは、
・話が散漫になる
・意見が出ないリスクがある
・私語が多くなり、ざわつく
・意見の対立が感情的になってしまうリスク
などが挙げられます。
議論のテーマ設定や、
進行・発言のコントロールに失敗した場合に、
ほとんど何も得るもののない、
ただ騒いだだけの時間になってしまう危険性も孕んでいます。
そうならないためには、
どうすればいいのでしょうか。

大石貴博(企画推進部)
話し合いを、生産性の高いものにするということですね。