「デタラメでいいから何か話してみて」ぐらいの無茶振りの質問に答える方法


面接での無茶ぶり質問に、こんな答え方がある

ことは(アナウンサー就活生)
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面接で困るような質問をされたら、チャンス!でしたよね!!
転んでもただでは起きない!問いかけに食らいついていきましょうね。
くまちゃんアナウンサー
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面接などの質問に対する
受け答え、

というテーマで
ここ数回にわたって書いてきました。

今回は、
前回告知したとおり、

「それについては知らないので
憶測でしか話ができないのですが・・」

と答えたところ、

「憶測でいいから、話してみて」

と言われた場合を
考えてみます。

実際の面接では、
まず、こんなケースは無いでしょうが、

こんな答え方もあるのか!
という、

極端な例を知っておくことで、

どんな質問にも答えられる、
という自信を持つことができると思いますから、

ここでは、
そのエッセンスを把握するぐらいの感覚でお読み下さい。

ことは(アナウンサー就活生)
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知らないことは、適当に答えたりせず素直に謝るのが、前回のテーマでしたけど、ここでは適当に答えてくれと言われてしまうわけですね?

大事なのは「困った時こそ魅力が出る」人であること

そう、つまり、お話を創作してみて、という要請ですね。
くまちゃんアナウンサー
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さて、
本題に入ります。

「憶測でいいから話してみて」
と言われたということは、

すなわち、

デタラメでいいから、
面白い話に仕立ててみて、

という意味だと考えられます。

つまり、
その人が追い込まれた時に、

いかに冷静に、
話をまとめることができるか

が試されていると同時に、

困ったときこそ、
魅力的になれる人かどうか、

が見られていると思われます。

デタラメな話をしてもいいわけですから、
むしろ気を楽にして、

想像力のスイッチ

を入れましょう。

ポイントは3点。

・自分の得意ジャンルで想像すること
・話を画像でイメージすること
・終わり方を綺麗に

ことは(アナウンサー就活生)
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でたらめな話を作っちゃう経験なんて、あまりありません・・う~ん、嘘つく時ぐらい?

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無茶ぶりには「想像力」で対抗しよう

でたらめな話を創作するにしても、話の辻褄を合わせると、キレイにまとめられますよ。
くまちゃんアナウンサー
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では、
前回の記事で例に出した
「ハイゼンベルクの不確定性原理」

で考えてみましょう。

この場合は、
その言葉自体から想像を膨らませるしかありません。

ハイゼンベルクは、
ドイツ語圏の地名か人名でしょうか。

配膳?最善?・・
日本語でのダジャレという手も考えられますが・・

不確定性原理は、

不確定な性質に
何らかの法則性がある、

ということでしょうか。

生真面目に考えれば、

物体の動きや
分子の質量、
あるいは宇宙やブラックホールかなにか・・

何らかの作用の前後で
違いが生じる現象でしょうか・・
普通に想像すればそんなところなんですが、

もしそれが、自分の得意分野でない場合、
想像自体、
しにくいものですよね。

ことは(アナウンサー就活生)
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想像を膨らませるって言っても、その難しい言葉から、どう想像しろと?(笑)

話を簡単に創り出す方法

イメージを膨らませるのにも、コツがあるんですよ。
くまちゃんアナウンサー
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話を簡単に創りだす方法。

それは、

自分の得意分野の話に、
このケースを当てはめてしまえばいい

のです。

これは
出鱈目な話をでっち上げるときだけでなく、

わかりにくい話を
わかりやすい話に置き換えて話たりする場合や、

ものごとの真理、本質などを
喩え話にする場合、

一番有効で
すぐに思いつける方法が、

自分の得意分野の話に置き換えることです。

では、

「ハイゼンベルクの不確定性原理」の話を
得意分野ででっち上げるとしたら、

どうなるでしょうか。

もし、
サッカーが得意な人なら・・

不確定性原理という言葉が当てはまりそうなシーンは、
例えば、
ペナルティーキック(PK戦)において、

一人目のキッカーが狙って蹴った方向と、
二人目のキッカーの蹴り方には、

相関関係がある、とかなんとか・・

想像したことを一枚の画像としてイメージしてみよう

とすると、

ハイゼンベルクは、
1960年代に、
ベルギー代表で活躍した、ゴールキーパーで、

その原理、
つまり神の法則に気づいたことで、

ハイゼンベルクは、
鉄壁の守備を誇り、

守護神と呼ばれたのですが、

今でこそよく使われる守護神という言葉は、
このハイゼンベルクから始まった・・

とかなんとか・・

これらを画像としてイメージしてしまうわけですね。

一枚の画像に、
どんどん設定を書き加えていくような感覚です。

そして、
思いついたこれらのイメージを、

話の山になる場面から、
遠いところから話し始めるほど、

効果的に演出することができると思います。

例えば、
サッカーの例なら、

「1960年代に
サッカーのベルギー代表ゴールキーパーで活躍した
ハイゼンベルクという人が見出した原理なんですが・・」

ぐらいから
語り始めるのはどうでしょうか。

ベストがどれなのかは
その人の話し方次第なのですが、

守護神の話で締めることを考えると、
そうするのがいいように思えます。

質問に絡めるために、話の中に必須キーワードを入れよう

違う例で考えてみますね。イメージする得意分野を変えてみますよ。
くまちゃんアナウンサー
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違う例として、恋愛話が得意という人は、
恋愛心理の話に置き換えてみるのはどうでしょうか。

上記のように、遠いところから話し始めると、
例えば・・

「これは心理学・・
特に恋愛心理学においては、基本中の基本で、
教科書の1ページに書いてあることなんですが・・」

などと、
これと決めたテーマから先に表明してしまうわけです。

すると、
聞き手としても、

「ほう、それで??」
と、今から話される内容に興味が湧いてきますし、

話し手側としても、
話の方向性が定まると同時に、

内容を考えて固める時間が稼げるわけですね。

その隙に、
恋愛における不確定的な要素について、
思いを巡らせます。

パッと思い浮かんだのが、
有名な「吊り橋効果」だったりして、

「吊り橋効果というものをご存知でしょうか。
心拍数が上がるようなドキドキ体験を男女が一緒にすると、

それを恋愛感情と錯覚して、
恋愛がうまくいったりするような効果なんですが、

実はあれには続きがあるんですね。

ドキドキするような体験の心拍数を
方程式の定数でaとしますと、

時間や状況などの要素、
変数xを掛けあわせないと、

結果は不確定なんですね。

これは、
1970年代に、
西ドイツの心理学者ハイゼンベルクが提唱した原理で、

今では、
吊り橋効果を補完する公式として、

恋愛心理学会では
常識になっているんですね・・」

などなど。

この話のポイントは、
吊り橋効果という実在の理論を引用した点、

定数aや変数xなど、
数式風にして、もっともらしい原理っぽく演出した点、

「不確定」という
必須キーワードを忘れずに入れた点、

最初に表明した、
「恋愛心理学の基本」という前ふりを、
もう一度、最後に繰り返してまとめている点

です。

もう一度言いますが、

これらの話は、
今、私が口からでまかせででっち上げただけですから、

内容うんぬんよりも、
話の作り方のエッセンスを感じ取っていただくだけで構いません。

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言葉遊びなどで、
「3つのキーワードを必ず使って、お話を作って下さい」

というものがありますが、
それに近いかもしれませんね。

日常の無駄話のなかで、
試せる機会がきっとありますから、

そういう時にでも
練習してみると、いいかもしれませんね。

ことは(アナウンサー就活生)
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得意分野・・食べ物、かな(笑)

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話を作ってしまうのが許されるなら、これほど簡単なことはありません。この記事のような質問の文言だけでなく、創作でいいと言われていると思ったら、それはチャンスです!得意分野でイメージ、ですからね。
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