「全く知らない・・」最悪の質問に対する受け応え
自分が全く知らないことを質問されたら
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想定外の質問に対して、
気の利いた話で答えることについて、
数回にわたって
考えてきました。
このテーマの最後に、
「最悪の質問」についても
想定しておくことにしましょう。
例えば、
私がこのブログで書いているような「受け応え」をテーマにして、
講演を行ったとしましょう。
参加者からの質問を受け付けたとき、
おそらく100人にひとりぐらいは、
こんな質問をするのではないでしょうか?
「ハイゼンベルクの不確定性原理 について、語ってください、
と質問されたらどうしますか?」
なるほど・・
想定外の質問に、
気の利いた話で答える、
このテーマの
言葉だけを捉えれば、
そういう質問もあり得ますね。
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本来は、常識の範囲内で質問するのが、基本マナー
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言葉のやりとりは常識の範囲内でするのが、
通常の人間関係のマナーであり、
「知らなくて当たり前」の質問を
不躾に投げかけるのは、
たとえ面接官と受験者との関係においても、
失礼にあたることです。
ひとことで言うなら、
意地悪。
しかも、
将来、アナウンサーとして番組を担当したとして、
その手の「知らなくて当たり前のこと」に関しては、
専門家に伺うのが基本であり、
アナウンサーが
たぶんこういうことだろう、と、
不確実な情報を流してしまうことのほうが、
避けるべき事態だと言えるでしょう。
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「アナウンサーなら知っているべきこと」の範囲は広い
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ただ、
「知らなくて当たり前のこと」と、
「知っているべきこと」の間には、
広大なグレーゾーンが存在します。
それは、
常識は人それぞれだからであり、
常識のプロたるアナウンサーは、
できれば、常識の最大公約数ではなく、
あらゆるジャンルの専門家と話ができるぐらいの深さまで
カバーできるよう努力すべきであるのは、言うまでもないことです。
そしてもちろん、
そんな無理難題を吹っかけてきているのは、
失礼を承知で、こちらの人柄を見極めようという意図がある、
と、容易に推測できますしね。
そういう自分のポジションをわきまえた上で、
この質問にちょっとだけ喰らいついてみましょう。
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全く知らない質問に対する答え方
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まず、
その質問内容について、
自分が無知であることを詫びます。
「誠に不勉強で恐縮ですが、
その言葉は、生まれてこの方、初めて聞きました。
どういう意味なのか、
憶測で語ることもできますが、
アナウンサーとしての立場で、
不確実な情報を流すのは
職業倫理に反しますので、
コメントは控えさせていただきます。
・・ところで、
それは、
理系の専門用語ですか?
数学ですか、物理ですか・・・?
物理?
あ~、
物理は高校の放物線運動のあたりから、
ダメなんですよね~
それは物理の中でどういうジャンルの言葉なんですか?
最近の理論なんですか?」
などなど。
何も言えないことが
その場の空気で、物足りなさそうなときは、
知ったかぶりではなく、
自分の経験のなかで、
思い当たる要素で話すことと、
もっと簡単なのは、
質問した相手に、
逆に質問しちゃうこと。
そしてその質問に返ってきた答えの断片から、
更に自分が思い当たることを
語ればいいのです。
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最悪の質問に対する受け答え、それはむしろチャンスである。
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考えようによっては、
これはひとつのチャンスです。
面接官と会話が続けられるのは、
その場に大きなインパクトを与えることができる
からです。
私もオーディションにおいて、
面接官と会話状態になることがよくあるのですが、
そういう時の
場の雰囲気は、とても和んだものになり、
結果が良いケースが多いものです。
ですから、
想定外の質問は、
確かに
客観的に見れば最悪の質問であり、
答える自分にとっては悪夢のようなものなのですが、
それはむしろ、
チャンスを与えてもらったと思うこと。
そして、
それがチャンスと思えるぐらいに、
咄嗟の受け答えに
慣れ、
自信が持てる状態にしておくことが、
大事だと思います。
でもこれは、機転というより、
素直さ、真摯な態度によるものなのかもしれませんね・・・
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