「話し方に個性が無い」と悩んだ時に考えるべきこと
「自分の話の中の個性に、気づいているか?」



個性を発揮したいと思うのは、
ヒトの本能です。
人と違うことこそ、
個の存在意義だからです。
そしてその存在意義を
他人に認めてもらうことで、
幸せを感じるように、
人間は、できています。
その個性を表現する手段として、
重要な位置を占めるのが、
話し方です。
話すこととは、
単に、
ある言葉を相手に伝え、
理解されることだけが、役割ではありません。
自分の個性をわかってもらいたい、
そしてその個性を愛されたい、
という気持ちの表れでもあるわけですね。

声は絶対的な個性である

ではその「個性的な話し方」とは
どういうものなのでしょうか?
まず、
一番の個性は、声です。
言葉の内容が聞き取れなくても、
声だけで、それを発したのが誰なのかはわかりますし、
声紋で個人が特定されることを考えても、
発声や発音は、
世界で唯一つの揺るぎない個性であると言えるでしょう。
つまり、
持って生まれた発声、発音は、
努力なくして、
既に自分の長所であるわけですね。

話の内容に表れる個性

ではそれ以外に
どういう要素が考えられるのか?
ずばりそれは、
「話の内容」ということになりそうです。
一番の個性である発声、発音については、
磨いてより良くする以外に、
なすべきことは少ないかもしれませんが、
話の内容で個性を表現しようとするならば、
やれることは、多そうですね。
では、
「話す内容の個性」とは、どういうことなのか?
その構成要素は、
1、言葉の選択
2、文章の構成
3、音声での表現力
と言えるのではないかと思います
ひとつひとつ見ていきましょう。
まず、言葉の選択について。
例えば、
美しい風景を見て、
同じ「きれい」という言葉を使ったとして、
「きれいやなあ」と言う人と
「きれいだね」と言う人では、
明らかに個性が分かれますよね。
これだけで、
その人物像が目に浮かぶようです。
これが言葉の選択による個性です。
あらゆる局面で要求されることです。

言葉の並べ方による個性
続いて、
言葉の並べ方、文章の構成による個性です。
例えば、美しい景色を見て、
同じ「きれいだね」という言葉を使ったとして、
「山の稜線と青い空のコントラストがきれいだね」と言う人と
「きれいだね・・・」と言う人では、
これまた明らかに、個性が分かれますよね
この言葉を見ただけで、
なんだか顔や性格まで
分かってしまったような気がしませんか?
後者のただ一言の「きれいだね・・・」でも、
他にいろんな言葉を付け加えられる状況での、
あえての一言である可能性も考えられます。
文脈や行間を、
意図的に音声化しない、という構成、とも言えます。

音声表現による個性
最後に、音声による表現力です
例えば美しい景色を見て
全く同じ「きれいだね」という言葉を使ったとして
「きれいだね・・」と小声でつぶやく人、
「きーれーいーだーねえ~」と抑揚をつけて強調する人、
1の言葉の選択とは違う意味で、
ここにも個性=キャラが表れていますよね。

自分が蓄積しているものに気付くこと

これら、
「話す内容の個性」の構成要素は、
個々人の知識や感性、
それまで生きてきた経験、蓄積の現れです。
つまり、
自分が発した言葉の中には、
もう既に、個性が満ち溢れており、
あとはそれらを、
どう効果的に演出するか、
という問題なのだと思います。
その人がその人として生きている限り、
個性のない人など
存在しません。
もし個性に悩むことがあるならば、
自分には何もないことを恨むより、
既に自分に与えられていたものを発見し、
それを愛することから、
始めてみてはどうでしょうか。
これからやるべきこと、
今後の生き方の方向性が、
ポジティブなほうへと定まっていくことが
あるものです。
それが、
個性的な話し方に到達する
近道であると言えるのではないでしょうか。


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