大勢の人前で空回りしない「緊張を集中力に変換する」方法


テンションの上がり過ぎは、クオリティーを落とす原因になる

でも、そんな時に、
むしろ気をつけなくてはいけないのが、

無駄なテンションの上がりすぎ、
空回りです。

テンションの上がりすぎは、

あまり自覚できないのが、
やっかいなところです。

テンションの上がりすぎが良くないのは、

・聞きにくくなる
・内輪受け
・聴衆が引く
・視野が狭くなる

など。

その時は自己満足するのですが、
録音したものを聞いてみると、

ちょっと恥ずかしい、
という状態です。

こういう時は、

がんばってしゃべればしゃべるほど、
聴衆が引いていきます。

はしゃいだり、
叫んだりしたのに盛り上がらない場合は、

そうなっている可能性が高いですね。

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
私はこれ、やっちゃいがちかも!

テンションの上がり過ぎを防ぐには

こういう状況でのメンタルの制御は、心を直接コントロールしようと思ってもダメ。心に関係のない何かを変えることを考えましょう。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

テンションの上がり過ぎを防ぐには、

随所で、
決まっていること、考えておいたこと、を言うようにすることです。

テンションが上がるフリートークとは違い、
セリフや原稿読みは、

思考回路を内向きにしてくれます。

また同様に、
会場に響いた自分の声を聴いてからしゃべるぐらいの「ゆとり、間合い」が、

舞い上がった自分自身を落ち着かせてくれるものです。

これも読んでみて!  「質問を受けつつ、私語は完全に封殺する」話し方の具体策

さて、このようにして、
自分自身の精神のコントロールはできたとして、

一度に大勢の人に伝える、
という状況において、

集中力が散漫な聴衆に、
伝わる言葉、伝わる話し方で、きちんと伝え、

さらに聴衆を増やすことができるか、

という課題が残ります。

そんな人たちに、
伝わる言葉とは、どういうものなのか?

「皆さん!」と呼びかけても、
人は振り向かないのです。

そういう時の話し方について、
次回をお楽しみに。

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
そういう場ではつい、ワイワイにぎやかにすることばかり意識しちゃいますけど、心に残る催しにするには、それだけじゃダメということですね。

そうです、それが、不特定多数を相手にする、規模の大きな仕事の醍醐味ですよね!
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

【当サイトの記事内容を参考に二次利用される方は、必ず出典元としてサイト名とURL「話し方のコツ、心技体 https://kumagaiakihiro.com」とご明記くださいますようお願いいたします。】
 
◆面接、説明、スピーチ、会話で堂々と話すために、どこをどう変えればいいか?コツをお伝えします。
◆うまく話せるようになりたいのに、話す時間・機会が少ない方。ビデオ通話から始めませんか?