大勢の人前で空回りしない「緊張を集中力に変換する」方法


観客が多くて緊張する原因

観衆より一段高いところから話すわけですから、何らかの使命感、責任感を伴いますよね。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

しかし、相手が「より多くの人々」
であるがゆえに、

話し手にとっては
やっかいな問題も起こります。

それはまず、

気持ち、心理面において、
大いに影響を受けやすい、ということ。

緊張するか、
テンションが上がるか、

あるいは、
その両方か。

ステージや演壇に立つというのは、
聴衆の視線にさらされる逃げ場のない環境です。

緊張についての記事で
これまでもよく書いてきましたが、

そういう状況で、

うまくやり遂げたい、
褒められたい、
失敗したくない、
面白い人だと思われたい・・など、

頭のなかの「主語が私」になった時に、
緊張が生まれます。

舞台に上がるだけでも、
緊張感があることなのに、

目の前の聴衆が、
1000人、10000人となったら・・

ふたりの前だったら緊張しないのに、
10000人を前にしたら緊張するのは、なぜでしょう?

大勢の人の前で、
みっともない姿、恥ずかしい出し物を見せられない。

(私は)。

やっぱり「主語が私」になっています。

人数が10000人という要素が増えただけで、
緊張の本質は同じ。

「主語が私」という状態は、
結局、

自分で自分を制約する「枷」を、
作ってしまっているわけですね。

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
役割や責任を感じると、緊張しますね・・

緊張を集中力に変換するコツ

緊張というデメリットを、集中力というメリットに摩り替えるんです。表裏一体ですからね。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

そのような緊張感を集中力に変換するコツは、

身体を動かすこと、

そして、
「主語が私」の、その先にあること、

例えば、
うまくやり遂げたその先にあるのは、

クライアントやイベント参加者たちの笑顔、
その中心にいる自分、

そんなイメージを、
一枚の画像として想像し、心に焼き付けておくことです。

つまり、
「主語=私」で埋め尽くされた頭の中を、

私ではない、他の何ものかのために話すという気持ちに、
「摩り替え」ていくわけですね。

その点では、
オープンスペースのステージで話すという状況は、

気持ちの切り替え方次第では、
とてもやりがいや夢のある環境であるともいえます。

なにしろ、一度に無限大の相手に向かって、
情報を発信できる場ですからね。

例えば、
ひとりでも多くの人を、笑わせたい、

というような、
イメージを描きやすいシチュエーションです。

ですから、

舞台のそででは緊張していたけど、
ステージの中心に立って話し始めたら、

そんな緊張感も忘れていた、

なんていうこともあるでしょう。

これは、
前述の「摩り替え」が自然にうまくいったということです。

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
イベントの企画・催し自体が面白いということもありますからね。