話している時の「印象が良い人」になるコツ、注意点


「見た目の印象が悪く、伝わる話も伝わっていないのではないか?」

鈴木一朗(コンサルタント)
鈴木一朗(コンサルタント)
年を取ってきたからこそ、見た目に気をつけたいと、最近よく思うんです。
伊藤朱美(事務職)
伊藤朱美(事務職)
顔は変えられませんけど、意識すれば、印象を良くするぐらいはできるかしら?
印象の良さは、顔が整っているのとは違いますよね。役者さんは演技で印象悪くしたりもできます。印象の良さ悪さ、それを分けるものは何でしょうか?
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

人前で話す時、
どんな顔をしたらいいのでしょうか?

そして、
身振りなど、見た目の表現は・・・?

聞き手は「話の内容」を聞いてくれているだけなので、
容姿は関係ないんじゃないか?

自分は俳優でもないので、
顔や身振りを意識するのも、勘違いしているみたいで嫌だ。

身の置き場がない、
恥ずかしい・・etc

もし、
複数の聴衆の前で話をしようとする時に、
そういう気持ちがあるのだとしたら、

少し、考え方を転換したほうがいいかもしれません。

なぜなら、

「整った容姿でなくても、
話している時の印象が良い人」

が、
現に存在するのですから。

鈴木一朗(コンサルタント)
鈴木一朗(コンサルタント)
そうなんだよね~しかもそういう人に仕事が集まるんだな、これが。

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見た目と伝わり方には因果関係がある

建前では人は見た目じゃない!と言われつつ、本音はやっぱり見た目だったりします。見た目の印象の良い人は、周りの人に「担がれる」んですよね。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

人間の感覚、
聴覚や味覚、嗅覚、触覚などが

「視覚」に多大な影響を受けるという事実は
ご存知の通りです。

例えば、
目隠しをすると、

味覚だけでは
牛肉と豚肉の判別すら、とても難しくなるそうです。

つまり、

見た目と話の伝わり方には
大きな因果関係があり、

話の内容にも、

話しているあなたの見た目が影響を与えているのは、
明らかなこと。

ならば、
それを大事にしない手はない、

と思うのですね。

では
どんな振る舞いが、聞き手を惹き付けるのか?

具体的な事例を列挙するなかで、

「話す時の好印象は、どういう要因によるものか」を
考えていきます。

伊藤朱美(事務職)
伊藤朱美(事務職)
印象を良くしようと思うことに、恥ずかしさや罪悪感を持っていてはダメですね!

話を「聞く以前」の見た目の問題とは?

おっしゃる通りです。自分の話のクオリティーを正当に評価してもらうためにも、せめて見た目の印象ぐらいは整えておかなくてはいけません。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

その前に
まず、逆からアプローチしてみましょう。

あまり聞きたいと思えない人の態度、見た目とは
どういうものでしょうか。

×『不潔、不自然』

×『乱暴、怒っている、不愉快そう、横柄、見下しているように見える』

×『自分の中だけで勝手に話している、
押し出しが強すぎる、

逆に下ばかり向いている、
自信がなさそう』

大きく3つに分けるとすると、
このようになると思います。

これ以外に、
どうしても受け付けない嫌いな顔かたちは、あるかもしれませんが、

この3項目をクリアしていれば、
一所懸命、話をしようとしている人が無視されるような事態は、

避ける事ができるのではないでしょうか。

では、

この3項目は、
どういう意味合いを含んでいるのか、解説していきます。

鈴木一朗(コンサルタント)
鈴木一朗(コンサルタント)
私の場合は、見下しているように見える、自分の押し出しが強い、あたりですかね。どうしても年下の人に話す機会が多くなりますので・・

不潔、不自然

社会、人間関係一般における、
「特異性への嫌悪感」です。

特に不潔が、
ひときわ強い拒絶反応を引き起こすのは御存知の通り。

また、不自然、とは、
一般的な人からかけ離れているものへの抵抗感。

服装、体型、態度などが挙げられます。

これらのことが
大きく一般からかけ離れているという自覚がある人は、

それを修正したり、
他のことでカバーするよう、心がけることが必要です。

乱暴、怒っている、不愉快そう、横柄、見下しているように見える

これは、

相手の怒りへの「恐怖」と、
自分が受け入れられない、尊重されないことについての「疎外感」、

また、
受け入れられない、尊重されないと察知して、
初めからコミュニケーションの相手から除外する、
「自己防衛反応」です。

単純に、

怒っている人の話を聞かなくてはいけないなんて、
仕事としてお金をもらわなくちゃだめなぐらい、

嫌なこと、ですよね。

感情のコントロールはもちろんのことなのですが、
ここで注意が必要なのは、

本当に怒っていなくても、
怒っているように見えてしまう人。

これは自分で気づいて、
改善する必要がありますし、

変えられる可能性は大いにあることです。

鈴木一朗(コンサルタント)
鈴木一朗(コンサルタント)
そういえば最近、無表情になっていることが多いかもしれません・・

自己完結型

自分の中だけで勝手に話している、
押し出しが強すぎる、

逆に、下ばかり向いている、
自信がなさそう。

これは、
自己表現の度合いが極端で、

「コミュニケーションとしてのバランス」を欠き、
聞き手の感情を乱すものです。

見ていてイライラする、
ということです。

コミュニケーションにはバランスが必要です。

それはケースバイケースであり、
例えば、
相手が話を聞きたい、と前のめりになっていれば、

話し手の「押し出し」が強くても、
受け入れられるものです。

逆に、
もっと情報を発信して欲しいのに、
そのエネルギーが弱すぎると、

物足らなくて不快になります。

控えめは美徳、とも言えるのですが、
こうしたコミュニケーションのアンバランスにも、配慮が必要です。

そして、

押し出しが強い人と、
下ばかり見ている人、

全く別物のように見える、両者の共通点は、

自己完結してしまっている、
ということ。

聞き手が入る余地がないんですよね。

ですからそういう人に遭遇した場合、
人はまず、感情を乱され、

そのあと、
シャットアウトすることになるわけです。

伊藤朱美(事務職)
伊藤朱美(事務職)
つい目立たないようにする性格があるのですが、それが自己完結につながってしまっているかもしれません。

聞き手との「エネルギーのバランス」を配慮する

このように見てみると、

話す、というコミュニケーションでは、
聞き手とのエネルギーのバランスが保たれていることが必要で、

それは、
話す内容だけではなく、

話している時の外見も
大いに関与している、ということ。

そしてそのコミュニケーションにおいて、
受け入れられたいと思うのであれば、

内容においても、
見た目においても、

聞き手のエネルギーとのバランスをとろうと、
配慮する、その気持ちこそが大事、

なのだと思います。

これも読んでみて!  話す時の「首」「頭部」の動かし方が、味方を増やし、敵を作ることもある。

そして、
その気持ちがあって、初めて、

もっと見た目の好感度を高めるためには、
どうすればいいのか、という話になってくるわけですが、

それは、また次回

鈴木一朗(コンサルタント)
鈴木一朗(コンサルタント)
聞き手とのエネルギーのバランスという考え方、いままで思ったこともありませんでしたが、あらゆるコミュニケーションにおいて指標になりうる切り口ですね。
伊藤朱美(事務職)
伊藤朱美(事務職)
バリバリ前に出ることはこれからもできないと思いますが、地味なりに印象を良くする方法を探っていきたいです。

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今回は、もしかしたら自分にもあるかもしれない、印象を「悪くする要因」の方向から考えました。これらを知ったうえで、プラスに転換していくことにしましょう。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

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