自分が話す「枠」「前提条件」を知っておく

司会をすることになったとき、
まず大事なのは、

その会が、どういう意図で企画され、
どのように実現されるのが求められているかを知ること。

それを認識した上で、
「その会ついての客観情報」を知る作業を始めましょう。

まず、

規模、観客もしくは出席者の数、
オープンスペースかクローズドスペースなのか、
会場の設備、時間帯と尺(時間)など。

そのような、現場や時間を知ることの大切さはどこにあるのかというと、
それによって内容が変わってくるというところです。

例えば3分間話して欲しいと言われるのと、
30分話して欲しいと言われるのでは、
できること、やるべきことが全く違いますよね。

また、

オープンスペースなら、
途中からどんどん新しい観客が入ってきますし、

規模が大きいなら
声のトーンや身体の動きをそれに合わせて大きくしようとか、
衣装をどれにしよう、とか。

逆に小さいなら
自分がマイクを持ちながら後ろまで歩いて行ける、とか、

モニターを使って説明するのであれば、
観客からどのぐらい見えるのか、
あるいは操作法を知っておく必要もあるでしょう。

話というのは、
それを取り巻く環境によって常に変化するもの。

ですから人前で話をする時には、

どういう「枠組み」のなかで話すのか、
前提条件を明確に把握しておく必要があるのです。

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固有名詞などの読み方は、必ず声に出して確認すること

当然のことながら
共演者、出演者やゲストのことを事前に調べ、
その人となりを把握しておくことも忘れてはいけません。

知っているのと知らないのでは
話の深まり方が違います。

第一、知らないでその人に会うのは失礼ですよね。

人名、役職名、その他固有名詞などの読み方をチェックするのはもちろん、

大切なのは、
何度か声に出して練習しておくこと。

紙にフリガナや印を付けるだけでなく
読んでみることが大事です。

声に出してみて初めて、
読みにくい言葉の存在に気がつくものです。

さらに、インタビューや質問、
あるいは盛り上げるためのゲーム、出し物をしなくてはいけない場合は、

その内容、方向性をあらかじめ考えておきます。

構成と演出の流れをチェックしながら、

舞台における自分の立ち位置がどこで、
流れの中でどう動くのかを確認します。

 

準備の最終チェック「考えた内容は、そもそも主旨に沿うものだろうか?」

このように、いろいろな情報をインプットして、アイデアを出し、
準備を万端にしたあと、

最後にもう一度、
その会の主旨、目的を確認することを忘れないようにしましょう。

なぜかというと、

台本ができあがり、さまざまな情報、知識をインプットし終わると、
本番に臨むためのイメージが膨らんでいきます。

それ自体はとても良いことだと思うのですが、

それによって、

最初はきちんと把握していたはずの、
そもそもその会が実現すべき方向性や目的、目標などを、
忘れてしまいがちです。

最後にその点をチェックしなおしてみると、

なるほど!

意外に、
「本番でこんなこと言おうかな」と目論んでいたことが、

ポイントからずれていたりすることも
よくあることです。

夜に書いたラブレターを
翌朝読んだら恥ずかしかったのと、同じようなものですね。

司会に限らず、
さまざまな行動の際に共通することなのですが、

・まず、理念、コンセプト、目標などを強く意識する
・次に、知識、客観情報をインプットする
・イメージを膨らませ、実現可能なアイデアを絞りだす
・最後に、もう一度、理念・目標とすりあわせてみる

何かを創造する現場においては、
これらの過程を大事にしたいものです。

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