「発音の弱点をエクササイズで克服する」

発音が甘い、滑ると感じた時には、
舌のストレッチをするのも、オススメです。

「滑舌、発音=舌の動き、ではない」
という話はこれまでもさせていただきましたが、

かといって、

調音点を舌ではじくことによって出す音、
タ行、ナ行、ラ行などが甘くなると、

どうしても
舌足らずな印象になってしまいます。

そういう傾向があるときには、

口内の調音点・硬口蓋を舌で強く弾くエクササイズを行うのが
良いと思います。

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硬口蓋を舌で強く弾く

では、
硬口蓋を強く弾くエクササイズです。

まず、
上唇を上げて歯を出してにっこりしてください。

次に、

歯の裏側の歯茎の上からカーブしながら奥に続いていく部分、
ここがその硬口蓋なのですが、

そこを舌の先で、
ぐっと力を入れて前へ押し出すようにします。

この時に
顔全体が前へ押し出されるぐらいの気持ちで行うと良いでしょう。

さらにその状態から、
上顎・下顎を順番に左右に動かします。

このようにすることで、

口や舌の中心が定まり、発音の癖が改善されるとともに、
発音をする時の口腔内のスペースの広さ・形の感覚がリセットされ、

舌が硬口蓋を強く弾く感覚を取り戻すことができます。

それに加えて、
子供の頃にやったように、

舌の先を硬口蓋に強く押し当て
コンっと音を出してみるのもいいと思います。

不思議なことに、
「舌と硬口蓋を使って音が出るポイント」は限られていて、

発音にしても、
舌の先でコンっと音を出すにしても、同じなのですね。

つまり、
舌で音を出してみる、ということは、
自分の調音点がどこであるべきかを知る、ということでもあるわけですね。

この調音点を舌で強く押すエクササイズをおこなっていると、
下あご辺りの筋肉がかなり疲れます。

顎の形をシャープにするトレーニングにもなるようです。

(ここから、2018年1月加筆)

舌の先の表側だけでなく、舌先の裏側を使ってその調音点を強く押すのも、
舌の動きを鍛えるためには、とてもいい運動になります。

さらに、舌先を調音点に当てた状態で、
口の中を、まるで真空状態になるぐらいに、空気を抜いて、
頬を凹ませてみましょう。

これも舌の裏がぐーんと伸びて、
効く感じがしますね。

もうひとつ、「に」の連続もやっておきましょう。

ににににに ににににに・・・

これ、
疲れませんか?

「に」以外のナ行の音、「な」「ぬ」「ね」「の」が、
舌の先を上顎(硬口蓋)に当てて出すのとは、

音を出す時に使う場所が違いますよね。

舌の付け根に近い部分を、
上顎の奥のほう(軟口蓋)に当てては離す動きをしているのがわかります。

この練習をする時に気を付けることは、
ひとつひとつの「に」を、きちんと切ること。

粒だった明瞭な音を出す、
というのは、そういうことです。

「に」の音は、
助詞として使うことも多いですよね。

こういう粒だてにくい音が明瞭になってくると、
話し方全体がキリっと引き締まって聞こえるようになります。

そのためには、
正しい音を出すことに慣れること。

このような反復練習は、
正しい音を出せる口になるための「筋トレ」なんですね。

人間の口って、
想像以上に、変化しやすいものです。

正しい調音点を強く弾くことを習慣にすると、
出にくかった音が、知らぬ間にすんなり出るようになりますよ。

(ここまで、2018年1月加筆)

 

明るく歯切れのよい発音ができているか?チェックポイント

次に、

実際に話すときに、
明るく歯切れのよい音を出しているかどうか、

チェックするポイントも
合わせてご紹介しておきます。

・口がへの字になっていないか?
・白い歯が出ているか?

この2点を意識するといいでしょう。

どういうことかといいますと、

表情が、

その人の見た目の印象を左右するのは、
当たり前のことなのですが、

実はそれだけではなく、

話し声の明るさにも
大いに影響を与えているのですね。

先日の記事でお伝えしたように、

面白いことをしゃべっていても、
声が暗い、

という現象は、
よく見受けられることで、

それは、
口の形、表情筋の使い方によるものなのですね。

白い歯を出す、
口をへの字にしない、

というチェックポイントは、

話し声の印象を明るくする、という意味において、
とてもわかりやすくて、有効な方法だと思いますので、

ぜひ日常的に
取り入れてみてくださいね。

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