嫌いと言っても嫌われない「賢者の話術」


「”嫌い”を、好きという単語で表現できるか?」

副島愛(販売員)
副島愛(販売員)
私は感覚だけで嫌いと発言してしまいがちです。わかってはいましたが・・
入江智子(編集部)
入江智子(編集部)
嫌いな理由までいっぱい言ってしまいます。その時はテンションが上がるのですが、もっと言い方を変えた方が良かったと、後から思うんですよね。
今回は、嫌いと言いたくなった時にしたほうがいい、言い方の工夫がテーマですよ。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

感情を上手に表現する方法のシリーズ、

前回の記事では、

「絶対にやってはいけない嫌いの表明」を、
5つ挙げました。

詳しくはこちらから御覧ください。

今回は、
上手に嫌いを表明する方法、2つです。

まずひとつめは、

「そういう人もいるよね」
「嫌いなんだから仕方がないよね」

と思ってもらえるような、嫌い表明です。

例えば、

人前で、
「メロンが嫌い」
と言うことにしましょう。

この発言、
なんてことないように思えますけど、

もし、
その場に、メロン農家さんが居たら、

おそらく悲しみますよね。

嫌いを表明することのリスクとは、
そういうことです。

そういう発言のなかで、

「メロンが好きな人の気が知れない!」
と言ってしまうのが、

相手の価値観と人格を結びつけて
否定してしまうパターン。

これは絶対にやってはいけないことです。

入江智子(編集部)
入江智子(編集部)
テンションが上がってくると、こういう過激な発言になりがちですよね。

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嫌いと発言するには、「資格」が必要なのだ

そこをぐっとこらえて、もっとうまい表現に変換できないか知恵を絞るのが、大人の話し方ですよ。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

これに対して、
上手に嫌いを表明する言い方は、

「メロンは子供の頃から食べられないんです。

ウリ科の植物って、独特の青臭さがあるでしょ?
だから、キュウリとかもダメ。

給食で食べられなくて、
よく掃除の時間まで残って食べさせられたんですよ。」

ね!

これなら、
嫌いでも仕方がないか、と思いませんか?

ポイントは、
具体例、体験談、一般化です。

「机上の空論に基づいた”観念的な嫌い”が反感を生む」
のに対し、

体験談を交えた具体例があることで、

「嫌いと発言する資格」が
発言者に与えられるのですね。

しかもそれを、
「一般化=あるある話」に仕立てていることで、

そういう人もいるよね、
それも一理ある、

という共感を生んでいるわけです。

嫌いの表明が上手な人は、
自然と、このような言い方をしているはずです。

副島愛(販売員)
副島愛(販売員)
体験も一般化も、どちらも無ければ、ただのわがままですね。

「物は言いよう」を活用しよう

一般化する時に、たとえ話にするという手もありますね。〇〇がイヤっていう人が多いのと同じ感覚で~とかね。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

もうひとつは、
「嫌いを好きと言い換える方法」です。

「物は言いよう」
の最たるものなのですが、

嫌いという言葉を使わないで、

好きという言葉で
嫌いを伝えるやり方もあるのです。

これこそ、
賢者の言葉遣いです。

簡単に言うと、

嫌い、と言うよりは、
好きではない、と言ったほうが印象が柔らかい、ということです。

嫌いの表明が上手な人は、
さらにそれを前向きに言い換えて、

「○○のほうが好き」
と表現できます。

上記のメロンの例で言えば、

「メロンはあまり食べないけど、
スイカはよく食べるな~」、など。

嫌いという言葉の代わりに、
「頻度が少ないという事実」に言い換えつつ、

メロンと並び立つ夏のフルーツ、
スイカの名前を挙げて、

そっちのほうが好き、
ということで、

暗に、
メロンが嫌いなことを表現しています。

例がメロンですので、
ちょっと大仰で滑稽にも感じますが、

メロン以外の候補、スイカの名前を挙げることで、
会話が繋がり、

「話の門前払い」や「ぐうの音も出ない」雰囲気を
防ぐことができる。

これは、
様々なシチュエーションで応用ができると思います。

ただし、
○○のほうが好き、という場合、

もしかしたら両者が対立するような関係にあり、
わざわざそちらの名前を出すことで、
聞き手が嫉妬を感じる可能性も否定できません。

そのあたり、発言者の思いやりの繊細さが、
やっぱり必要になりますね。

入江智子(編集部)
入江智子(編集部)
私はその、ぐうの音も出ない状態にしてしまうのが得意なのですが・・前向きに会話を広げるという手は使えそうです。

自分の「嫌い」を知ってもらうことで相互理解を深める

いずれにせよ、そのように考える習慣こそが大事なんですよ。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

誰にも、
好き嫌いはあるものです。

嫌いであることを
言わないという選択肢も、もちろんありますが、

嫌いという価値観も相手に知ってもらえたら、
相互理解はより深まるはず。

嫌いなことも”好き”で表現する話し方なら、
相手を不快にすることなく、

自分の意見を述べることができます。

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こういう話し方ができるかどうかは、
単なる言葉遣いだけではなく、

普段の感じ方、
生きる姿勢の表れ、

の問題なのかもしれませんね。

副島愛(販売員)
副島愛(販売員)
考えてみれば、嫌いという感覚は、話のきっかけとしてはとても有効なんですよね。どう前向きに持っていけるか次第ですね。
入江智子(編集部)
入江智子(編集部)
生きる姿勢の表れ、かぁ~。価値観はきっちり表明しつつも、上手に感情を表現できるような生き方を目指そうと思います。

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多種多様な価値観に思いを馳せられる想像力、気づき。それが自分の使う言葉に影響してくるんだと思います。
くまちゃんアナウンサー
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