「ひとりしゃべり」が続けられるコツ


「ひとりしゃべりに苦手意識を持っていないか?」

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
アナウンサーの教室でラジオ番組の経験をしたのですが、ひとりしゃべりができなかったんです。
何を話すのか考えながら話したり、長く話し続けたり。コツをつかめば簡単なんですよ。
くまちゃんアナウンサー
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スピーチや講演、発表はもちろん、
指名されて答える時など、

ひとりで話し続けないといけないことが、
意外にあるものです。

でも、ひとことで終わってしまって間が持たなかったり、
言いたかったことを忘れて頭の中が真っ白になってしまったり、

書いたものを読むことしかできないという恐怖から、
一字一句、紙に書き起こすという膨大な作業を要したり。

そして、その苦手意識は、
緊張につながり、
さらに話し方が固くなり、

やがて、
嫌だからと避けるようになると、
せっかくのチャンスを逃すことにもなりかねません。

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
そうなんです。事前に紙に書いたネタは、あっという間に終わってしまって・・
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質問に答えるだけなら、話は続けられる

時間って短いようで、話し始めると意外に長かったりしますよね。
くまちゃんアナウンサー
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ひとりしゃべりには、コツがあります。

そのコツを覚えることで、
ひとりしゃべりで間が怖いというプレッシャーから解放されることができます。

それは、

「自分にインタビューする形にする」
ということです。

もし話し相手がいる状況ならば、

こちらが質問し、相手が答える、
逆に相手からの質問に、自分が答える、というやりとりをしていけば、
話は続きます。

なぜ話が続くのかというと、

相手の質問に対して、
「自分の考え」「自分の経験」を話せばいいわけで、
話し続けなくてはいけない、という精神的な負担が軽減されるわけですね。

質問に答えるのは、
自分で話題を開拓するより、数段、楽なんです。

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
つまり、聞き役がいるみたいな状況ですよね。確かにそれなら話し続けられそうです。

自分で自分に質問すれば、話は続く

話のネタ振りを受けて、それに答えるような話し方になりますね。
くまちゃんアナウンサー
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そして、ここでコツとしてご紹介する「自分にインタビューする形」というのは、
質問するのも、答えるのも自分、ということですが、

まるで、人から質問されたように、
話すテーマを、自分自身で先に掲げ、
それに答えていく、という形を意識的に作ってやることで、

ひとりでしゃべっていることを忘れてしまうぐらい、
話が続けられる、というわけです。

例えば、事前に「ネタ」を考えておける場合、

「○○については→××。」

とか

「なぜそうなのかというと→こうだから。」

というように、
・「何についての話であるか」
・「その答え、結論」

だけを明記しておくと良いと思います。

そして、こうしてあらかじめ決めた話を始める時は
「○○については、どうなのでしょうか?」
などと、これから何について話すのか最初に宣言します。

そして最後には
「○○については、××ということなのです」
と念を押しましょう。

これによって聞く側は
今、何について話されていているか認識しながら聞けますし
始めに問題提起などをしておけば
参加意識を持って話を聞いてくれるはずです。

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
話の振りと話の方向性だけは、先に言っておくんですね。

原稿は細部まで書きすぎない

そうです。そうすることによって、何について話していくかを、自分が忘れてしまうこともありませんしね!
くまちゃんアナウンサー
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事前に紙に書くとなると、
いろいろ書き加えたくなってしまうかもしれませんが
ポイントは、細部まで書きすぎないこと。

「○○については、××」
ぐらいに止めておくことです。

これ以上、決め込みすぎると
自分の書いた物に支配されてしまい、

結局、一字一句を書き起こした文章を読むだけと同様の、
「人を魅了するエネルギー」の無い話になってしまいますから、気をつけましょう。

このコツのような話し方に慣れてくると、
事前の書き込みなどが少なくてもできるようになり、

やがて、
事前にネタを書き込んでおかなくても、
次の話は何にしようか、考えながら話すことができるようになります。

これも読んでみて!  話す時の「足の動きや位置」が相手に与える印象について

それは、頭の中で、
「○○については→××。」という1行だけ思いつけば、
事前に紙に書き出したのと同じ効果があるからです。

しかもその思いつき方が、
「○○については→××。」という1行が、脳内に画像で見えるようになれば、
完全にコツを会得した、といってもいいレベルでしょう。

話は、いつも新しく「ひねりだす」ことが大事。

それは、なぜかというと、
自分自身の奥底から湧いた「言葉」「話」は、
含んでいるエネルギーが、格段に違うからです。

エネルギーの強い話は、
相手に、強く、深く、届きます。

話し方を学ぶ目的は、
まさにこのためだと心得たいものです。

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
その都度、話をひねり出していく話し方だから、続けられるんですね。意識して取り組みたいと思います!

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くまちゃんアナウンサー
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