アナウンサーになるために必要な「バランス感覚」
アナウンサーに必要なのは、奇抜さではなくバランス感覚です
アナウンサーは、
バランス感覚の職業だと、
ほんとうに、
ことあるごとに思います。
何についてのバランスなのか?
と言われれば、
それはもう、人間としてほとんどすべてのことについて、
と言い切ってしまってもいいぐらい。
アナウンサーは、
バランスのプロ、
と言ってもいいかもしれません。
アナウンサーに求められるバランス感覚とはどういうものか?
例えば、
アナウンサーの顔は、
特徴に乏しいかもしれませんが、
歪んだ顔の人は、まずいません。
もちろんそれは、
表舞台に立つために、整った顔をしていることが求められている、
ということもありますが、
それよりも、
顔の歪みが、
音の歪みに直結するため、
綺麗な、フラットな発音をする人を選ぼうとすると、
自ずと、
顔が整った人にならざるを得ない、のですね。
このような容姿の問題は、
バランス感覚という意味においては
要素のごく一部に過ぎません。
前回までに書いてきた、
常識力も、
知識や価値観の、バランス感覚ですし、
使う言葉の選択も、
状況に合わせて変えることができる、バランス感覚、
話を聞けば、
それが社会においてはどういう意味があるのか、
俯瞰で理解できるのも、バランス感覚、
大勢の人と話をすれば、
その場面で誰に話を振るのか、
気を配るのも、バランス感覚、
恥ずかしい時には普通に恥ずかしがるのも、バランス感覚・・
これはもう、
書き始めると、切りがありませんので、
以下、省略です。
アナウンサー就職で勘違いしてはいけないこと
ある意味、
個性的ではない、
かもしれませんが、
バランス感覚が突出して優れていることが、
個性、とも言えるかもしれません。
アナウンサー就職で、
勘違いしてはいけないのは、
特異な個性を求められていると思い込んで、
自分を過剰に演出してしまいがちなこと。
バランスのプロであるアナウンサーに必要な個性とは、
あらゆる要素においてバランスが整っているうえで、
プラスアルファとして、
何か特筆すべき、経験や持ち味があることであって、
クレイジーに個性的であることではない、
わけですね。
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