話し手の好感度が上がる「話の構成」「使うと良い言葉」


「話のテーマ、方向性、結論は明快か?」

斉藤義男(経営者)
斉藤義男(経営者)
講演を頼まれたり、大勢の社員の前で話したりする機会が多いです。そういう時の話が上手い人っていますよね。
ひとことで言うと「聞いてスッキリできる」んですよね。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

聞き手が、話を聞くのをやめたくなる理由は、

声が小さくて聞き取りにくいとか、
知らない単語が頻発する、など、

「聞いても理解できない状態が続くこと」です。

それは声の出し方や使う単語など、
表面的な問題だけではありません。

同じ内容の話でも、
わずかな工夫や、聞き手に対する思いやりがあるか、ないかで、

わかりにくい話し方にもなれば、
どんどん引き込まれる話し方にもなりうるのです。

内容は面白そうなのに、
聞き手の心がつかめないのは、

もしかしたら、
次のような要因があるのかもしれません・・

斉藤義男(経営者)
斉藤義男(経営者)
聞いてスッキリできるかどうか。これ、実にわかりやすい基準ですね~

◆この記事の著者がビデオ通話で個別指導、ご相談は1回から承ります。
◆すぐに変化が実感できた。受講体験者の感想はこちら

「何について話しているのかわからない」

いろんな要素において、ですよ。逆に、聞いてモヤモヤする原因はどこにあるのか知ることも大事です。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

テーマ、意図、方向性がわからない話は
どんなユニークな内容であっても
聞き手にストレスを与えます。

ですから

人に理解してもらうために話をする場合は、
今、何について述べているのか、常に明確にしていることが大切です。

(いつ)のことなんですが・・
(誰)の話なんですが・・
○○について考えますと・・
何故、××が△△なのかといいますと・・

など、
事あるごとに、今の話題はなんなのかを明示すること。
そして、強調したい大事なポイントがあれば、

これを理解するうえで重要なポイントですが・・
ここからがいい話なんですが・・
その時、どうなったと思いますか?

など、

大事なポイントの理解を
より深めるようなアプローチを加えると、

なお一層、聞き手はあなたの話に引き込まれるはず。

逆に言うと、
そういう工夫こそ、聞き手への思いやりであり、

そういう工夫をしなければ、
聞き流されてしまう恐れがある、ということです。

聞き流す→理解できなくなる→聞きたくなくなる。
聞き手の心理とは、そういうものです。

斉藤義男(経営者)
斉藤義男(経営者)
「これこれは、こうだ。」ぐらいの短いセンテンスがいいのかな。

「結論がみえない」

長くなったり、わかりにくくなりそうだったら、重ねて言いなおしちゃってもいいんですよ。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

話の意図や方向性がわからないのと同様に、

今の話はなんだったのか、
結論がみえないまま進行していく話も、聞き手にストレスを与えます。

いま何について話しているのか明確にしながら、
その都度、その話をすっきりと決着させながら進めることが大事です。

より丁寧な説明が必要であれば

(つまり)○○については、
××、ということだったわけですね。

などと、
その話題のテーマと結論を
改めて念押しするぐらいの思いやりがあると、なおいいと思います。

これも読んでみて!  「全く知らない・・」最悪の質問に対する受け応え

お世辞にも顔がいいとも、愛想がいいとも言えないオジさんの話が、
何故か好評だったりするポイントが、
実はこういうところだったりします。

話し手としての好感度という意味では、

滑舌や発音、表情よりも、
むしろ、

「話の方向性が明らかで、結論も明快な人」こそ好感度が高い、
と心得ましょう。

斉藤義男(経営者)
斉藤義男(経営者)
話し方の好感度が、まさかそんなところに左右されているなんて、少し意外です。

【関連記事】

話の終わり方、結論の考え方
わかりにくい、面白くない、長い話になってしまう最大の原因

聞いてスッキリできる、短いセンテンス。長い話も、これの積み重ねでわかりやすくすることができますよ。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー
【当サイトの記事内容を参考に二次利用される方は、必ず出典元としてサイト名とURL「話し方のコツ、心技体 https://kumagaiakihiro.com」とご明記くださいますようお願いいたします。】
 
◆面接、説明、スピーチ、会話で堂々と話すために、どこをどう変えればいいか?コツをお伝えします。
◆うまく話せるようになりたいのに、話す時間・機会が少ない方。ビデオ通話から始めませんか?