「視覚に訴える話し方」見たときの感動が高まるような、見せる前の前振り

本記事は、アナウンサー歴36年で会得した話し方の技術を
「仕組み」として言語化したオリジナルコンテンツ
です。
応用すれば、あなたの話し方も変わります。

「それを見たときに、感情の高まりが最高潮に達するように話す」

渡辺友樹(入社2年目)
渡辺友樹(入社2年目)
人前で話すことが苦手だと、つい話をどうしようばかり考えてしまいますが、見せながら話せばかなり楽になるんですね。
今回はそれを、どう効果的にやるか、についての話ですよ。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

聞き手の視覚に訴える話し方について、
解説しています。

前回は、

話を考える段階から、
見せるものを軸にして構成する方法をお話ししました。

詳しくは前回記事をご覧ください。

そして今回は、
そういった、見せることを中心とした話をする時に、
意識すると良いコツについてです。

ポイントは、

・見せる前に想像力をかきたて、見て驚き、発見、問題解決
・聞き手の視線を動かす

この2点です。

まずひとつめ、

「見せる前に想像力をかきたて、見て驚き、発見、問題解決」

について解説していきます。

何かを見せながら話すときに大事なのは、

いかに効果的に見てもらうか、
聞き手がそれを見たときに、感情の高まりが最高潮に達するように話す、

という意識です。

その感情の高まりとは、

納得したときのスッキリ感もあるでしょうし、
何か新しい発見があった感動かもしれませんし、
想像とは違ったときの驚きかもしれません。

あらゆるパターンの、
心の動きを指します。

例えば過去記事でオチの話をしたことがありましたが、

ある出演者が登場しただけで笑いがとれる、
「出オチ」というパターンを紹介しましたよね。

これはもう典型的な、
見て→笑える=感情の高まりが最高潮に達する、
ということです。

そしてその出オチを効果的にするために、
その出演者が登場する前に、効果音を付けたりして、
聴衆の想像力をふくらませておくわけです。

それが、演出というものです。

見せながら話すときも、
それと同様に、

効果的に見せるための「前振り」が必要なんですね。

これも以前の記事ですが、
話をQ&A形式にする、という話をしたことがありましたよね。

例えば、
子供に紙芝居を見せる時。

効果的に絵を見せたいときには、
絵と絵の間に、質問を挟んでみる。

「さぁ、このあと、どうなるのかな?」

すると、
次の絵が、その答えになるわけですよね。

聴衆はそれを見て→感情の高まりが最高潮に達する、

まさに、ここで言う、見せながら話すときのコツ、
効果的に見せるための「前振り」に該当するわけです。

もちろん紙芝居のみならず、
パワーポイントを使いながら発表するときなど、

あらゆる「見せながら話すとき」に
必要な話し方になります。

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渡辺友樹(入社2年目)
渡辺友樹(入社2年目)
見せながらの話は、見せる前が大事なんですね!

見せながら話すときに、やるべきでない話し方

見せる前が、話し手にとっての楽しみ、醍醐味ですね。
くまちゃんアナウンサー
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逆に、
見せながら話すときに、やるべきでない話し方を2点。

まず第一に、
見せる前に何でもかんでも話してしまうことです。

これは、
せっかくの演出を台無しにしてしまいます。

聴衆が飽きないように話をするうえで
もっとも大事なのは、

「それってなんだろう?」とか
「どこが悪いんだろう?」など

各自に疑問、課題を感じてもらい、

話し手が話すことで、
それらが解決することだと思います。

上述のQ&A形式の方法も、
これに当てはまりますよね。

今回のテーマ、
見せながら話す時であれば、

見せる前の前振りでは、
むしろ多くの人が「?」と思ってしまってもいいのです。

そして「?」のあとすかさず、
見て、解決、納得。

「ああ、さっきの話はそういうことなのか!」と、

聴衆が自ら発見する過程こそが、
「印象に残る話」につながるのですね。

ですから、
見せる前の「前振り」の話し方は、

見る前の聴衆の想像力を掻き立てるべく、
「含みをもたせること」です。

具体的には、
例えば、

「そのとき現れたのは、こんな人だったんです・・」
「驚くべき効果があったんです、それがこちら・・」
「つまり、こういうこと!」

などなど。

これが、
「そのとき現れたのは、初老の紳士でした。」
と言ってしまったら、見せる演出が台無しですよね。

あえて漠然とした指示語などを使って、
次に見てもらうものに掛けるような言い方が効果的だと思います。

これは、
効果的に見てもらおう、という意識があれば、
自然とこういう言葉遣いになるものなのかもしれませんね。

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渡辺友樹(入社2年目)
渡辺友樹(入社2年目)
なんだろう?って想像した後に答を聞くと、納得感が違いますよね。

見せる前に話し過ぎるな。文字を全部読むな。

答えを言う前の想像のさせ方は、言い方次第。工夫のしどころですよ。
くまちゃんアナウンサー
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見せながら話すときに、やるべきでない話し方、
もう一点は、

パワーポイントなどで、
文字を見せる場合、

そこに書いてあることを、
いちいち全部読まないこと。

なにより、
文字を長々と読ませる映像は端から作らないことです。

せっかくのパワーポイントで
長い文章を読んでしまう、読ませてしまう人は、

言葉は悪いかもしれませんが、
その人自身が、言いたいこと、話のポイントを整理できていない証拠なのです。

まず映像は、
ポイントが一目でわかるように、
そしてそれを見ただけで聴衆の心が動くように作るのが原則で、

映像を見せた後は、
その映像で分かって欲しいところの解説と感想を、

台本無しのフリートークで述べることに費やすのが良いと思います。

より詳しい解説や説明が必要な、
発表や報告、講義などの場合では、紙資料と使い分けるのがいいでしょう。

印象付けたいポイントは、
映像で、

細かく伝えたい情報は、
紙資料のほうに記載しておき、

紙資料の情報は、

深読みしたい人、
飛ばし読みしたい人、

それぞれ任意に行える状態にしておくのが良いと思います。

また正面の出し物と、
手元の資料、

このふたつを
聴衆の目が行き来することで、

飽きずに話を聞いてもらえるというメリットも生まれます。

それが、

見せることを中心とした話をする時に、
意識すると良いコツ、

ふたつめのポイント、
聞き手の視線を動かすこと、です。

これについては、
次回、お話しします。

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渡辺友樹(入社2年目)
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見せながら話すのも、奥が深そうですね。自分でやるのが少し楽しみになってきました。
見せるものがあると、こうやって聞き手を楽しませてみようっていう精神が高まりますよね。それも重要なメリットです。
くまちゃんアナウンサー
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© 話し方のコツ|心技体
著者:くまちゃんアナウンサー

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