話の「聞き方の質」を向上させるためにすべきこと
「仕組み」として言語化したオリジナルコンテンツです。
応用すれば、あなたの話し方も変わります。
他人の目から見た自分も、ひとつの「真実の自分」


今回から数回にわたってのテーマを
「聞いて、答えること」としてみました。
プレゼンや講演など
「考えてきたことを上手に聞かせる」のも
もちろん、人前で話すことの大事な要素なのですが、
日常生活で大きなウェートを占めているのが、
「人から聞かれたことに対する返事」ではないかと思います。
インタビューを受ける、というような状況は、
めったにないにしても、
顧客や上司からの質問に対する返答や
初対面の人との会話、
面接などは言うに及ばず、
学校での生徒の発言の大半は先生からの質問でしょうし、
親子の会話をリードするのも、親の質問によるところが多いでしょう。
私たちの暮らしは、ある意味、
聞かれたことに対して答えることの連続といえるかもしれませんね。
つまり、それがうまくできる人とそうでない人とでは、
本人が気づかぬうちに、印象に差が生じてしまっていることになります。
聞かれたことに対して
いつもとんちんかんな答えをしていると、
話が通じない人、
不思議ちゃん、
何を聞いても無駄な人、
仕事を任せるのはちょっと危険な人、というレッテルを貼られてしまうかもしれません。
ちょっと怖いですね。
他人の目を気にしてビクビクするのも良くありませんが、
かといって、
他人の目から見た自分も、ひとつの「真実の自分」です。
それを良くしたいと思うことは、
決して悪いことではないと思います。
では「聞かれたことに答える」という行為について、
もう少し掘り下げていくことにしましょう。

できれば気か利いてるって思われたいな。
人からの問いに対して的確に答えるために必要なこと
相手が言っていることの意図を、逃さず汲み取りたいよね。

私たちが
人からの問いに対して的確に答えるために必要なことは、
大まかに二分すると、
・何を聞かれているかを
正確につかむこと
・聞かれたことに対する返答を
正確な表現でおこなうこと
だと思います。
インプットとアウトプットということです。
その両方の質を上げたいわけですが、
まずインプット=初めの理解から間違えてしまうと、
アウトプット=質問に対する返答も間違いになってしまいますから、
初めの理解の重要性は
言わずもがな、ですよね。
正確に理解せず、
勘違いしたまま見切り発車で話し始めると、
「調子がいいけど、わかってない人」ですし
たとえきちんと理解していたとしても
的を射ていないような表現をしてしまえば、
「何を言っているのかわかりにくく、つかみ所のない人」
になってしまいます。
もちろんこれは
「聞く側の質問力」との相対的な関係なのですが、
インプット、アウトプットの両局面において
それなりの工夫の余地があるのではないでしょうか。

相手の言っていることがわかりにくいこともありますよね。
相手の質問を正確に理解するためにやるべきこと
わかりやすく話してあげようという意識がある人ばかりではありませんからね。そういう人への対処法もあるのですが、それは別の機会に。

ではまず、相手の質問を正確に理解するというポイント、
つまり「インプットの局面の心構え」に絞って考えていきます。
最終的には本人の理解力、
ということになってしまいますが、
理解力向上のためには、
本を読む、
難しい話を聞いて理解しようとする忍耐力を育むなど、
時間のかかる地道な努力も必要になります。
ここでは、
話し方のひとつの手法として、
いますぐにでもできる、
「話の聞き方の質を向上させる」ためにやるべきこと、
について解説していきます。
話の聞き方という論点でなにより大事なのは、
相手の質問を正確に理解するために、
一生懸命聞いて分かろうとする努力と、その姿勢、
これがが第一である、ということです。
聞く気のない人には何も話したくない、と思うのは、
普遍的な人間心理ですよね。
そういう意味においては、
聞く気がなさそうに見えてしまうのはマイナスポイントです。
まずは、
しっかり聞いていますよ、という気持ちを、
相手の顔を見る、うなずく、相槌をうつなどの
態度で示しましょう。
この時の注意点は、
・連発しすぎず、
・要所要所で、
・臨機応変に、
ということ。
うなずきや相槌の安売りは、逆に、
「本当にわかってるの?」
という不信感を相手に与えてしまいますし、
ワンパターンで、
いつも同じうなずきや相槌が返ってきたら、
「機械的に相槌を打っているな。」
と見透かされてしまいます。
うなずきや相槌も、
バリエーションを持って、
相手の話に応じて聞かせてあげることが
大事です・・
・・ということは、やっぱり、
相手の話を理解していないと、
正確なうなずきや相槌も打てない、
という無限ループに陥ってしまいますね・・
もちろん、
しっかり聞いていますよ、という姿勢を示すためのことではありますが。

姿勢で示すって、意外に大事なんですね・・
まずは全部聞こうという心構え、覚悟を持つ
姿勢で示すって表面的なことだから、軽視されがちですけど、それで損をしているなら、早く気づいた方がいいかもしれませんね。

そのうえで
いくつか聞き方のポイントを挙げてみます。
・相手の話を、まずは全部聞こうという心構え、聞き切る覚悟を持つ
・相手の表情を見ながら、集中して聞く
・質問する人の立ち場も考え、その気持ちになって聞く
・文脈や口調から推測しながら聞く
かといって、決め付けないようにして聞く
・わからないところがあれば
相手の意図を明確にするために、少し質問しながら聞く
・相手の話のリズムに乗る
などが考えられます。
真剣に聞く場面でなければ、
ここまで考える必要はないかもしれませんが、
すべてを聞き逃さず、
そして理解したい場面となれば、
人の話を聞くという行為は、
このぐらい濃密な時間である、
ということは、
ご理解いただけることだと思います。
次回の記事では、
これらひとつひとつについて、解説していきます。

聞き切る覚悟、ですか。どうしても早く口を突っ込んじゃいます・・覚悟が足りないんですね。
自分にも言いたいことがありますからね。相手のことだけじゃなく、自分との戦いにもなりますよね。

【ビジネス特化のコミュトレ】20~40代社会人の直面するビジネスシーンや課題を網羅
© 話し方のコツ|心技体
著者:くまちゃんアナウンサー
本記事の文章・構成・表現は著作権法により保護されています。
無断転載・無断使用を禁じます。
引用の際は必ず出典(当サイト名・URL)を明記してください。
