自分の声を根本的に変えるのは、不可能

現代の科学では、

人間の顔の骨格を分析することで、
声を再現できるそうです。

この技術を使って、
絵画のモナリザの声と、
その作者のレオナルド・ダ・ビンチの声を再現したところ、

両者の声が酷似していたそうです。

つまり、
モナリザはダヴィンチの自画像だった、
あるいは自分の顔を参考にした可能性があるわけですね。

このように、
声を発するための諸条件を分析し数値化すれば
ある程度、正確に声を再現できるようになってきているのですが、

これは、骨格やパーツの付き方が決まれば
声はおのずと決まってしまうことを意味しています。

残念な話なのですが、

いくら自分の声が嫌いだからと言っても、
声を根本的に変えるのは無理、ということかもしれません。

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声帯に無理な力をかけずに、滑らかで力強い声を出す

ただ、
自分が備えている声を、
磨くことは可能です。

発声の話になると、
必ず、腹式呼吸を練習しなさい、と言われます。

なぜ腹式呼吸が大事なのかというと、

横隔膜の上下動を使う発声なので、
声帯に無理な力をかけることなく、

滑らかで力強い声を出すことができるのです。

オペラ歌手などの出す澄んだ美しい声は、
その人が備える本来の声を、徹底的に磨いたものでしょう。

 

声の出し方を変えて、演技や個性を表現する

しかし、いっぽうで、

声帯に負担をかけながら声をだすことも、
ひとつの個性として成立しています。

どういうことかといいますと、

一般に、声がでるまでの過程には
4つの段階があるとされています。

それは
(1)呼吸(2)声帯の振動(3)共鳴(4)調音の4段階です。

声帯を振動させた音は
体全体を楽器のように共鳴させながら外へと発せられます。

頭の形やパーツの並び、体の大きさなどで
ある程度声が決まってくるというのは、こういうわけなのですが、

例えば同じバイオリンでも、
奏者によって出る音が違うように、

同じような声の持ち主でも、
声帯の響かせ方と、それ以降の過程の違いによって、出る音は全然違ってきます。

声そのものは変えられなくても、
出し方次第で個性が生まれる、ということです。

いいかえると、

モナリザの声は機械的に再現できるかもしれないが、
どんな話し方をしていたかは絶対に再現できない、ということです。

もしかしたら
ガラガラのだみ声だったかもしれませんし、

口の開け方が小さくて
不明瞭で聞き取りにくかったかもしれません。

 

自分の発声・発音の傾向を自覚する

こういった個性は、
話し方の特徴であり、弱点でもあります。

伸ばすべき長所にするか、
矯正すべき欠点とするかは、本人次第。

このメルマガをご覧の皆さんは、
どんな個性を持っているのでしょうか?

こんな症状がある、とか、こんなミスをした、
あるいはこんな聞き間違いをされた、など
自分自身に思い当たる事例を思い出してみて下さい。

自分の発声、発音が
どういう傾向をもっているのか、

そして、何を変えたいのか?

それを自覚することが、
話し方を磨く、始めの一歩とも言えるでしょう。

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