#37「的確な説明を「すぐに思いつく」方法」

「誰のため、何のための説明か、考えたか?」

何を説明するか?

説明の対象物の違いによって、
その説明の呼び方が変わってくるものです。

どういうことかというと、

例えば、目の前にあるものの状態や変化を説明するのは、
「実況」と呼ばれます。

また、
実体のあるものではなく、
観念的なことの説明も、私達はごく日常的に行っています。

「自分の頭の中にある気持ちや考え方」を説明することは、
おそらく「意見や感想を述べる」ということになるのでしょう。

つまり私たちは
さまざまなシーンで「説明」することを求められていて

なすべきことや方法はほとんど同じなのに、
説明する対象や相手などによって、その呼び名が違う、というわけです。

角度を変えて言うと、

「意見や感想を述べる」ということは
「自分の頭の中を実況する」ことと同じと言えるでしょう。

そして、
説明の極意は、大枠から固めること。

「結局はこういうこと」という
結論と直結した、ざっくりした方向性を明らかにすることです。

例えば、道を教えるときであれば、
まず、その場所の方向を指さしてしまうこと。

物を説明するのであれば、
結局、それはどういうものなのかを、ひとことでまず言い表しちゃうこと。

それは、
自分の頭のなかを説明するとき、
自分の意見を述べるときも同じです。

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説明の発想法

では、
説明の極意である「大枠から固める」とは、
どのように発想すればいいのでしょうか?

大枠から固める、とは、
話の方向性を指し示すことであり、

話の方向性とは、
その説明の本質=結論です。

それを話の最初に提示できるようになるためには、
「誰のために何のために説明するのか」を感じとること。

説明とは、

誰のために何のために説明するのか×対象物、によって、
無限に変化すべきものなのです。

例えば、

同じ「目の前のコップに入った水」を説明するにしても、

その水質を知りたい人に説明するのか、
その水を飲もうかなと思っている人に説明するのかで、

話は全然違いますよね。

水質を知りたい人に説明するなら、
「硬度20㎎/Lの軟水ですね。富士山の地下から汲み上げた天然水の特徴は・・」など、

飲んでみようかなと思っている人に説明するなら、
「まろやかで癖がないので飲みやすい水ですね。富士山の地下から汲み上げた天然水の特徴は・・」など・・・

後から同様の詳細説明が続くとしても、
話の方向性の指し示し方は、違うべきなのですね。

 

説明が求められている時に、初めに考え、固めるべきことは

説明のために準備の時間が与えられる状況ならともかく、
私達の日常会話のいたるところに、
説明が必要なシーンが存在します。

説明が求められた時に、
いきなり結論に直結した話ができるか、というと、
なかなか難しいことでもありますし、

それが瞬時にできる人が、
話し上手、説明上手、ということになるわけですが、まず、

誰のために何のために説明するのか×対象物

という考え方で、
自分が説明するその状況を分析して、枠から固めてしまうこと。

自分が話す枠が最初から決まっていると、
そのためだけに話せばいいわけですから、

ポイントが明確になるだけでなく、
心のプレッシャーからも解放されます。

このような、考え方のとっかかり、コツを掴めば、
誰でも、上手な説明ができるようになれると思います。

この考え方は、例えば、
1分で話して!と言われた時、

1分という枠が決まっているから、
それに伴って、話の構成が変わる、など、

話をしなくてはいけない、多くのシーンに応用可能になります。

枠を固めると、
話す自分が楽になる。

これは普遍的に使えるテクニックです。

 

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