的確な説明を「すぐに思いつく」話し方の方程式
実況するのも、意見を述べるのも、説明と同じこと
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![くまちゃんアナウンサー](https://i0.wp.com/kumagaiakihiro.com/top/wp/wp-content/uploads/2019/04/2fcef5c1b7f2fe9aa226a2276bb6ff29-1-e1554629160634.png?resize=96%2C96&ssl=1)
何を説明するか?
説明の対象物の違いによって、
その説明の呼び方が変わってくるものです。
どういうことかというと、
例えば、目の前にあるものの状態や変化を説明するのは、
「実況」と呼ばれます。
また、
実体のあるものではなく、
観念的なことの説明も、私達はごく日常的に行っています。
「自分の頭の中にある気持ちや考え方」を説明することは、
おそらく「意見や感想を述べる」ということになるのでしょう。
つまり私たちは
さまざまなシーンで「説明」することを求められていて
なすべきことや方法はほとんど同じなのに、
説明する対象や相手などによって、その呼び名が違う、というわけです。
角度を変えて言うと、
「意見や感想を述べる」ということは
「自分の頭の中を実況する」ことと同じと言えるでしょう。
![中村悟志(エンジニア)](https://i0.wp.com/kumagaiakihiro.com/top/wp/wp-content/uploads/2019/03/36be3c9723211c423e0dc8f90e0b747c.jpg?resize=96%2C96&ssl=1)
説明の極意は大枠から固めること
![くまちゃんアナウンサー](https://i0.wp.com/kumagaiakihiro.com/top/wp/wp-content/uploads/2019/04/2fcef5c1b7f2fe9aa226a2276bb6ff29-1-e1554629160634.png?resize=96%2C96&ssl=1)
そして、
説明の極意は、大枠から固めること。
「結局はこういうこと」という
結論と直結した、ざっくりした方向性を明らかにすることです。
例えば、道を教えるときであれば、
まず、その場所の方向を指さしてしまうこと。
物を説明するのであれば、
結局、それはどういうものなのかを、ひとことでまず言い表しちゃうこと。
それは、
自分の頭のなかを説明するとき、
自分の意見を述べるときも同じです。
![入江智子(編集部)](https://i0.wp.com/kumagaiakihiro.com/top/wp/wp-content/uploads/2019/03/1edf51ecfcb9871e25f461ed5b542ae8.jpg?resize=96%2C96&ssl=1)
説明の発想法「誰のための何のための説明か×対象物」
![くまちゃんアナウンサー](https://i0.wp.com/kumagaiakihiro.com/top/wp/wp-content/uploads/2019/04/2fcef5c1b7f2fe9aa226a2276bb6ff29-1-e1554629160634.png?resize=96%2C96&ssl=1)
では、
説明の極意である「大枠から固める」とは、
どのように発想すればいいのでしょうか?
大枠から固める、とは、
話の方向性を指し示すことであり、
話の方向性とは、
その説明の本質=結論です。
それを話の最初に提示できるようになるためには、
「誰のために何のために説明するのか」を感じとること。
説明とは、
誰のために何のために説明するのか×対象物、によって、
無限に変化すべきものなのです。
例えば、
同じ「目の前のコップに入った水」を説明するにしても、
その水質を知りたい人に説明するのか、
その水を飲もうかなと思っている人に説明するのかで、
話は全然違いますよね。
水質を知りたい人に説明するなら、
「硬度20㎎/Lの軟水ですね。富士山の地下から汲み上げた天然水の特徴は・・」など、
飲んでみようかなと思っている人に説明するなら、
「まろやかで癖がないので飲みやすい水ですね。富士山の地下から汲み上げた天然水の特徴は・・」など・・・
後から同様の詳細説明が続くとしても、
話の方向性の指し示し方は、違うべきなのですね。
![中村悟志(エンジニア)](https://i0.wp.com/kumagaiakihiro.com/top/wp/wp-content/uploads/2019/03/36be3c9723211c423e0dc8f90e0b747c.jpg?resize=96%2C96&ssl=1)
初めに枠を固めてしまえば、説明する自分が楽になる
![くまちゃんアナウンサー](https://i0.wp.com/kumagaiakihiro.com/top/wp/wp-content/uploads/2019/04/2fcef5c1b7f2fe9aa226a2276bb6ff29-1-e1554629160634.png?resize=96%2C96&ssl=1)
説明のために準備の時間が与えられる状況ならともかく、
私達の日常会話のいたるところに、
説明が必要なシーンが存在します。
説明が求められた時に、
いきなり結論に直結した話ができるか、というと、
なかなか難しいことでもありますし、
それが瞬時にできる人が、
話し上手、説明上手、ということになるわけですが、まず、
誰のために何のために説明するのか×対象物
という考え方で、
自分が説明するその状況を分析して、枠から固めてしまうこと。
自分が話す枠が最初から決まっていると、
そのためだけに話せばいいわけですから、
ポイントが明確になるだけでなく、
心のプレッシャーからも解放されます。
このような、考え方のとっかかり、コツを掴めば、
誰でも、上手な説明ができるようになれると思います。
この考え方は、例えば、
1分で話して!と言われた時、
1分という枠が決まっているから、
それに伴って、話の構成が変わる、など、
話をしなくてはいけない、多くのシーンに応用可能になります。
枠を固めると、
話す自分が楽になる。
これは普遍的に使えるテクニックです。
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