相手の話を膨らませる技
「仕組み」として言語化したオリジナルコンテンツです。
応用すれば、あなたの話し方も変わります。
「相手を心地よくする効果音のように、相槌をうつ」


前回の記事では、
相手の話を遮らずに「聞き切る」ためにはどうすればいいか、
について考察してみました。
今回は、
「話が相手の掌中にある」状態で
話を膨らませる方法について、
具体的に解説していきます。
まず第1に、
定番の「相槌」です。
相槌の性質は、
良くも悪くも、相手の話の全肯定です。
よほど変な相槌の打ち方をしない限り、
相手から話のボールを奪うことは全くありません。
うん、
ふん、
はい、
ええ、
ほう・・など無限に存在します
文字にできない音を、
効果音として使うこともできますよね。
そして、いままでの記事でも言及してきましたが、
コツは、連発し過ぎず、バリエーションを増やすこと。
よく、
相手の語尾すべてに、同じ相槌を打つ人を見かけますが、
相手によっては、
それを気にする人もいます。
聞いていると、
船酔いみたいになってしまうんですよね。
いっぽう、
相槌の性質は「良くも悪くも」と言いましたが、
相槌ばかりでは、
刺激に乏しいのも事実です。
相手が相槌を打ってくると、
おしゃべりな相手なら、違和感なく調子が出てくる!
という場合もありますが、
話を発展させたい志向のある人なら、
相手にはもっと違うリアクションや言葉が飛び出すのを、
期待している場合もあります。
くれぐれも、
相槌ばかりでつまんない人にならないようにも、
しなくてはいけませんね。

相槌の延長としての「簡単なリアクション」

第2に、
相槌の延長としての「簡単なリアクション」です。
わー
へー
ほー
わお、
そうですか、そうでしたか
すごい
いいなぁ・・など、これも無限にあり得ます。
その性質としては、
第1として挙げた相槌に、
強めの感情がこもったもの、
ですから、
相槌との境界線はあいまいで、
これも相槌の範疇に入れることができるかもしれませんね。
そしてお気づきのように、
こういう種類のリアクションに使える言葉は、
だいたい、「順接」だったりします。
逆説的な意味を持つ単語を使うことも、
会話には必要ですが、
それを使うと
話を相手の掌から取り上げることになりますから、
相手の掌中にある話を膨らませるというテーマの、
ここでの解説は省略します。
また、同じように使える単語に、
「なるほど」がありますが、
これはちょっと難しいんですよね。
「なるほど」には、
今のお話、あなたのお立場「理解しました」
という意味を含みますから、
連発しすぎたり、
見当違いな使い方になってしまうと、
相手に不快感を与える恐れもあるワードですよね。
同様に、
「あ、そうか」「そっか」などがありますが、
これも、
相手の話の中に、何かを発見しました、
という意味を含んでいますから、
使いすぎたり、
うわの空で使ったりすると、
「え、何が?」
と思われてしまう可能性も否定できませんので、
気を付けたいところです。

自分は話さなくても相槌とリアクションだけで会話を盛り上げることだってできる

こういう言葉や音を駆使した相槌と簡単なリアクションだけで、
相当、話を持たせることができる人もいます。
上手な人は、
このような音を、
間を変えたり、
長さを変えたり、
高低を変えたり、
強めに弱めに、と、
いろんなバリエーションで差し込んできます。
話し方の極意は、メリハリだ、と、
ことあるごとに、言及していますが、
相槌やリアクションについても、
間違いなくそう言えるでしょう。
そして、そういう人の話し方を、
傍で聞いていると、
上品だな、と感じます。
保険外交員さんなど、
女性の営業のプロの方で、
こういう聞き方、
合いの手のはさみ方が上手な人、いらっしゃいますよね。
その心構えとして大事なのは、
「自分の使う相槌やリアクションの音で、
相手を気持ちよくしてあげよう」
と思うこと、
その姿勢です。
相手の話を盛り上げる、声や言葉の演出。
効果音だと思うといいかもしれません。
効果音だと考えれば、
毎回同じ音が鳴るのって、変だと思いませんか?
相手の話の成り行きに従って、
当然、効果音はその都度、変化すべきです。
だからこそ、
相槌やリアクションにもバリエーションが必要だ、
ということですね。
では次回は、
この続きとして、
話を相手の掌中に残しつつ、
ちょっと質問して膨らませる方法について、
解説していきます。


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© 話し方のコツ|心技体
著者:くまちゃんアナウンサー
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