言いたいことを「面白い話に作り替える」方法

本記事は、アナウンサー歴36年で会得した話し方の技術を
「仕組み」として言語化したオリジナルコンテンツ
です。
応用すれば、あなたの話し方も変わります。

「言いたいことを、違う切り口で表現する意識」

斉藤義男(経営者)
斉藤義男(経営者)
今回のテーマも興味深いです。まさに今の私に必要なテーマです。
話がワンパターンになってしまう人は、実は結構良い所まで来ているんですよ・・
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

自分の言葉で話をする、
とは、

自分の切り口を持つことである、
という話は、

これまで何度もしてきました。

どうすれば「自分の言葉」で話せるのか?

「自分らしい個性的な切り口」の話をするために(前編)

「自分らしい個性的な切り口」の話をするために(後編)

今回は、
この切り口について、違う角度からの話をしてみましょう。

例えば、ある話し手にとって、
定番の内容の話があったとします。

若い頃にした苦労話ですとか、
仕事、職業論、
政治、社会論、
人生観、
人物評・・などなど。

誰でも、
ある程度、

同じような方向性の話を
することがありますよね。

話が毎度同じようになるのには原因があって、

それはその人の意見の核心に近いから、
なんですよね。

人の意見、考え方、価値観というのは、
まるで樹の幹のように、

根っこに近い部分はどっしりと、
枝葉は、風になびく程度に、

形成されているものです。

枝葉の意見は、
うつろいやすく、

根元の意見は、
そう簡単には動きません。

上に挙げた話の内容で、
人物評であれば、

例えば、
野球選手のイチローについてこう思う、という内容は、

そう簡単には変わらないですよね。

(この記事はもともと、イチロー選手が現役の頃書かれたものです)

入念な準備、
野球哲学、
高いプロ意識・・

人それぞれ、
お気に入りのイチロー評はあるかもしれませんが、

イチローはこういう人、
という考え方自体は、

おいそれと変化したりはしないものです。

イチローのことを語れるぐらい、
イチローのことを知っている人にとっては、

もうずいぶん長きにわたって、
イチローの活躍を見ていますから、

自分が思う「イチローという人物」は、

自分の価値観の深い部分と結びついて、
揺るぎないほど固定化されているはずです。

これが覆されるとしたら、
想像だにしなかった裏の顔を知ってしまう・・とか?

いや、

たとえ裏の顔が違っても、
結果を出し続けているという事実がある限り、

裏の顔がどうだろうと関係ない、という評価をする人も、
多いかもしれませんね。

このように、
毎度同じような話をしてしまうという人は、

確固たる信念や自分の意見を持っている人、
という側面があるといえるでしょう。

それ自体は決して悪いことではありません。

ただ、反対の角度から言えば、

考え方が凝り固まってしまっている、
面白くない人、

とも言える状態かもしれませんよね。

【当サイトの記事内容を参考に二次利用される方は、必ず出典元としてサイト名とURL「話し方のコツ、心技体 https://kumagaiakihiro.com」とご明記くださいますようお願いいたします。】
 
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斉藤義男(経営者)
斉藤義男(経営者)
言いたいことが固まってくると、話も同じになりがちですね・・

話の核心をシンプルに認識し、切り口を変えて話す

でも、言いたいことがあるって、ないに比べたら無限大に素晴らしい。だって、ないってゼロですから。何をかけてもゼロなんですよね。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

では、
普段から何度も同じ話をしてしまう人の話が、

例外なくつまらない、
のでしょうか?

これは、
一概には言えません。

以前の記事にも書きましたが、
大事なことを伝えたいときは、

むしろ、
話の核心部分は絞り込んでシンプルにし、

一度の話の中で、
何回か、その核心部分を繰り返すような話し方をすることがあります。

これは、
一度の話の中でのケースですが、

同様に、
何回かに分かれている普段の話にも当てはまることもあるのです。

私が何を言いたいのか、
もうわかりましたよね。

核心が同じ話でも、
切り口を変えればいい、というわけです。

例えば、
座右の銘が、

小さなことをコツコツと、
である人なら、

ただ単に、
コツコツやることが大事!
と連呼する話をするよりも、

イチロー選手が日々繰り返す、
生活や練習のことを切り口にした話をしたほうが、

相手の関心も高くなりますよね。

しかも自分の言いたいことの核心、
小さなことをコツコツと、

というそれそのもののワードを出すことなく、
言いたい主旨だけ伝えられます。

斉藤義男(経営者)
斉藤義男(経営者)
人の話に置き換えれば良いってことかな。

ある価値観に基づいたフィルターを持つ

まあ、そんな感じです。自分が言いたいことを自分目線だけで述べるだけでは、どうしてもワンパターンになってしまいますから。
くまちゃんアナウンサー
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日々、自分が話すことを、
もっと面白くしたい、

あるいは、
人前で話す時に、

ついワンパターンになってしまったり、
説教くさくなってしまうという人は、

実はその時点で、
かなりいい線まできています。

なぜなら、
なんらかの伝えたいことは、もう既にあるわけですから。

そして、伝えたいこと、
話の核心、
樹の幹の太い部分は、しっかりしているけど、

枝葉が生い繁っていないので、
見た目がつまらない。

そういう話になってしまっているんですよね。

しかも、
伝えたいこと、信念、価値観のしっかりしている人は、

情報を吸収するときも、
そういう自分のフィルターを通すものです。

座右の銘が、小さなことをコツコツと、
という人なら、

例えばイチロー選手のコツコツ続けている行動について、
必ず、自分のフィルターに引っかかっているものですよね。

ですから、
話が面白くないと悩む人も、

ほんとうは、
面白くなるはずの情報は、知っているはずなのです。

話しネタとして、
応用できていなかったんですね。

ですからまずは、そのような、
ある価値観に基づいたフィルターを持つことが何より大事。

そして、
そのフィルターにひっかかるエピソードを、
話せる状態にしておくこと、

さらに、
随時アップデートしていくこと、
他のバリエーションも増やしていくこと。

そのためには、
人に話して試してみること。

これらの行動が、
必要になるかと思います。

次回は、

このような「話の切り口」を積み重ねるだけで、
話の構成ができてしまうという技術について、解説します。

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なるほど、面白く作りかえる方法、なんとなく見えてきました。
話を面白くするには、別にギャグやダジャレを言わなくてもいいんですよ・・
くまちゃんアナウンサー
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著者:くまちゃんアナウンサー

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