#32「大事なポイントを確実に伝える簡単な言い方」

「聞き手に対して親切な話し方をしているか?」

私たち、話し手の最重要課題は、
大切な言葉を「より効果的に」伝えることです。

しかし残酷なことですが、現実には、

聴衆はさまざまなきっかけから
私たちの話を聞き飛ばそうとします。

私たちはその流れから
聞き手の意識を取り戻し、

あるいは、
聞き手の心が離れないよう気を配る努力が必要です。

そこで
話の内容にも、メリハリが大切になってきます。

メリハリとは、ギャップによる演出です。

具体的には、

「主観性と客観性」
「具体性」
「重要度」

もっと単純に、

「楽しい部分と悲しい部分」
とか、

「勢いがある部分と落ち着いた部分」
「早く展開する部分とゆっくり展開する部分」
などなど。

話が散らかってはいけませんが、

このような、
様々な組み合わせの落差があればあるほど、
聞き手を惹きつける魅力につながってきます。

 

重要なポイントをどう伝えるべきか

では今回は、
話を構成する上で最も意識すべき、

「重要度のメリハリ」について、
解説していきます。

抜く所は抜く、
押さえなくてはならない所はきちんと押さえる。

その落差、ギャップが、
重要度のメリハリです。

聞き飛ばされても全体の流れに差し支えない時間帯と
絶対に聞いてほしい部分を
意識的に区別する、ということです。

話を聞く側というのは、

相手の話を「より効率よく」理解したいと
無意識のうちに思っています。

ところが、

効率よく理解したいという感覚は
ともすると、
話半分に聞いてしまう、という結果につながってしまいます。

人間の集中力というのは
それほど長い時間、保てないからです。

こうした無意識の習慣から、
人間の耳は、

「話し手が聞いて欲しがっているサイン」を見つけ
そこだけ重点的に注意深く聞く、

という作業を、気づかぬうちに行なっているのですね。

 

「聞いて欲しいサイン」を出しながら話すこと

ですから私たち話し手の側は、

軽く聞いてリラックスしてもらう部分と
重点的に聞いて理解して欲しい部分を意識的に分け、

しかも判りやすい「聞いて欲しいサイン」を
出しながら話す必要があるのです。

例えば、
その「聞いて欲しいサイン」とは、

「これは驚くべきことなんですが・・」
「ここはよく聞いてほしいんですが・・」
「ここだけは覚えて帰って欲しいんですが・・」
「ここテストに出すから忘れないで欲しいんだけど・・」

など、
状況に応じてさまざまな前置きの言葉が考えられます。

もっと単純な言い方をすれば、

大事なところで、
「ココ大事!」と、親切に教えてあげればいいのです。

意外に普通の言葉ですよね?

ここ、ポイント

でもこういう言葉を使うのとそうでないのとでは
大違いなのです。

例えばコンビニの肉まんのケースに、
「ほっかほか」と書いてあるだけで、売れ行きは違うそうです。

話もそれと同じ。
大事なことを、「これ大事」と言ってあげるだけで、
聞き手の集中度が違うのです。

私たち話し手は、
自分がこれから話す内容を知っているため、
その内容はそっくりそのまま聞き手に伝わりそうな、
錯覚をしてしまいがちですが、

実は、聞き手はそんなに集中して話を聞いていないので、
ポイントを明確にして話さないと、
簡単に聞き漏らされてしまうわけです。

「話し手が思うほど、
聞き手は、こちらの話に集中していない」

という前提に立って話すべきだと思います。

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聞いて欲しいポイントを自分で意識するから、話がわかりやすくなる

また、リラックスできる部分が楽しく過ごせれば過ごせるほど、
大事なところでの集中力も高まるものです。

重要ポイントとリラックスポイント、
意図的にメリハリをつけることで、

聞き手の集中力を高め、
話し手としても、話すことを楽しむ時間を設けることができます。

話し手が楽しめれば、
その人が魅力的に見えるものですよね。

効果は一石二鳥です。

そして、
ひとつ確実にいえることは

話をする自分自身の中に、
聞いて欲しいポイントという確固たるものをもっていないと
メリハリのつけようがない、ということです。

角度を変えて言うと、

聞いて欲しいポイントがまずあって、
それを効果的に伝えるための演出がある。

その結果、話がわかりやすくなって、よく伝わる。

それが、
内容のメリハリ、重要度のメリハリ、
ということだと思います。

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