聴衆・視聴者を減らさない話し方


「人に伝わる言葉を、状況に応じて使い分けられるか?」

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
ネット生配信で趣味のライブトークをしています。視聴者数が気になります。
視聴者数はわかりやすい人気、「ウケ」のバロメーターですからね。気にしないほうが難しいものです。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

話し手にとって、
「聞き手がどのぐらい興味を持って聞いてくれているか?」は、

最大の関心事ではないでしょうか。

例えば、
テレビ番組の視聴率調査では、

「毎分」と呼ばれる調査結果で、
いつ、どういう状態の画面を、多くの人が見たかがわかってしまいますし、

また動画アプリなどでの生放送では、
視聴者の増減が克明に表示されます。

もちろん、人の関心をひく、魅力的な話し方も大事ですが、
話題や着眼点のセンス、人柄など、一朝一夕に実現できないことも多いものです。

でも、
せっかく聞いてくれている人の「心が離れていくきっかけを作らない」という
守りを固めることは、すぐにでも取り組むことが可能です。

例えば、自分でネットの生中継をやってみるとわかりますが、
視聴者数がどんどん増える放送というのは、

「視聴者が減らない時」であって、
単純に「新規参加者数が多い時」ではないんですよね・・

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
やっぱり、聞き手が減らないような話し方が大事なんですね。
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聞き手の心が離れていく話し方とは

いま聞いてくれている人を大事にする、丁寧な話し方ということでもあります。そのほうが人として尊敬しうる姿だとも思いますし。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

では前回の記事に続いて、
聞き手の心が離れていく話し方の、典型的な例を挙げることにします。

「専門用語や外来語が多い」

専門用語や外来語を多用する=賢い、
と思ったら大間違い!

自分がその言葉を知っているからといって、
相手が知っているとは限りません。

わからない言葉が出ると
聞く側はだんだん理解することを放棄するようになります。

そうならないために、話し手としては
「相手を知る」ことが重要になります。

たとえば学会のような専門家がそろう会合で
初歩的な専門用語にいちいち解説を入れてばかりでは
バカにしていると受け取られかねません 。

かといって同じようなケースでも
各分野から人が参加してきているような場面では
専門用語にも注釈をつけなければならないでしょう。

相手の理解レベルを敏感に察知するのも
上手な話し手の力量の内なのです。

「人に伝わる言葉を使い分けられる」人こそが、
賢者であると心得ましょう。

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
例えば、同じネタで話していても、聞き手の違いで言葉を変える配慮、察しですね。

聞き手の「聞くストレス」を意識しよう

内輪ウケも同様ですよ。ただし内輪話が魅力的でその仲間に入りたい!と思われるレベルなら別ですが・・
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

前回記事も含めてこのような、人の心が話から離れていくきっかけを考えてみると
ある共通点が存在することがわかります。

それは、

「聞いても理解できない時間が続くこと」
ではないでしょうか。

聞き手が、始めから聞くことを放棄してしまうことなど
そうあることではありません。

人は徐々に
あなたの話から遠ざかっていくのです。

これも読んでみて!  「心に残る司会」ができるかどうか、分岐点となる重要な心構え

それは「聞くストレスが続く」ことであり
その大半は「わからない」ことが原因です。

それ以外の残りの要因の多くは、
聞き続けるのが不快な諸問題(音声、見た目、言い回しなどの極端な特徴など)だと思います。

そういう意味において、話し手がすべきなのは、
自分の話を、わかりやすく、届きやすくするための、あらゆる努力なのですね・・

大西祐輔(アナウンサー志望)
大西祐輔(アナウンサー志望)
面白くして新規を増やすことよりも、足元からしっかり、やっていこうと思います!
そうです。それがファンを増やすことにもつながります。前のめりで聞いてくれて、自分の話で喜んでもらえて、多少の失敗を許してくれる。いまいるファンの存在こそ宝物ですよね。
くまちゃんアナウンサー
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