「アンリルネルノルマンの流浪者の群れ」

早口言葉難易度★★★★☆

ラ行を中心とした、
早口言葉です。

アンリ・ルネ・ルノルマンとは、
実在したフランスの劇作家で、
フロイトの精神分析理論を応用した心理劇を開拓した人、だそうです。

その作品として、
「落伍者の群れ」は確認できますが、
流浪者の群れ、は
今のところ、早口言葉としてしか、確認できません・・

ラ行の早口言葉のための
造語なのでしょう。

とにかく、ラ行が苦手な人にとっては、
地獄!ですよね~

僕のような、ラ行が苦手な人は、
概して、

子音における、
口内の舌の弾き、摩擦が、弱い、薄いんですよね。

ですから、まずは

一音ずつ、力強く舌を弾きながら音にしてみることから
始めると良い

と思います。

ラッ・リッ・ルッ・レッ・ロッ

ア・ン・リ・ル・ネ・ル・ノ・ル・マ・ン・ノ・ル・ロ・ウ・シャ・ノ・ム・レ

そうすることで、
ラ行の出し方に慣れるわけですね。
では
頭から見ていきます。

 

簡単な音の並びの後に注意

早口言葉は概して、

簡単な音の並びのあとに、
つっかえるポイントが潜んでいるのものです。

ここでは、まず、

アン・リの「リ」に気をつけましょう。
アン、という容易な音のあとに、
ラ行で、しかも口を横に広げる「リ」がやってきます。

この「リ」の音を
りー、と伸ばしちゃうぐらいしっかり出してみましょう。
すると、次の「ル」がすんなり出ます。

「ディ」になってしまわないように、
英語のLではなく、Rの発音のように、
上あごを丸めた舌で弾くように意識しましょう。

ところが、
こうしてラ行に口が慣れたところで、
意外な落とし穴!

それはなんと、
ラ行ではなく、ナ行の「ネ」だったのです。

人は口より先に
目が動くものです。

音にするより早く、
この文章はラ行を中心とした早口言葉だな、という
認識をしてしまうわけですね。

で、最初の「リル」でラの口になっていますから、
ラ行に釣られて、
ナ行の「ネ」が、「レ」になっちゃう。

しかも、
日本人が一番苦手な母音は「エ」段だそうです。

アンリルネ、のネは、
この言葉の中で初めて登場する、エ段。

早口言葉としては
とてもよく出来た音の連続だなあ・・

感心しちゃいます。

そんなわけで
「ネ」がしっかり発音できれば、
次のルはすんなり出るわけですが、

またしても、第2の壁。

それは、
ルのあとの、「ノ」だったんですよね!!

またラ行じゃないんです。

先ほどと同様、ラ行の口になっちゃってますから、
ル「ロ」ルマンと
ラ行に釣られちゃうんです。

いやはや、
恐れ入ります!

苦手苦手と意識している音があるとして、
実際に出ない、つっかえる音っていうのは、

その前後だったりするわけですよね。

話を戻しますと、
ルノルマンの流れにおいては
ラ行よりもむしろ、「ノ」をしっかり出すこと。

そのために、
ル、「ノ」ルマン、と
ルとノのあいだに、間を作って、しかも「ノ」を強調するぐらいの気持ち。

そうすることで
このあとの「ノルマンノ」は
すんなり流れていきます。

 

大胆に区切ってみると読みやすくなる

そして
最後の難関は、

ラ行ではない「ノ」から
「ルロー」へのつながりです。

この部分では
最初に言った、
ラ行苦手な人の、力強い発音が試されるわけですね。

気持ちとしては、
「ノ」を言い切ったら、そこで一旦仕切り直し、
ルローの「ル」を英語のRを意識してしっかり発音すること。

ルが言えると、次のローは、難なくでますよ。

いかがでしたか?

苦手意識があると、
その部分だけが読めていないんだという
錯覚に陥ってしまうわけですが、

原因はむしろ
前後に潜んでいるものです。

言えなくて困ったときには、
「その音に固執せず、前後を見よ!」

ということですね。

 

この記事は2013年にアメーバブログで公開したものです。

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