(話し方の悩み相談)話がうまくまとまる人の発想法、話がスルスルと繋がるシステムが、これ!
「仕組み」として言語化したオリジナルコンテンツです。
応用すれば、あなたの話し方も変わります。
「要するに○○は××だ、と最初に発想する」


急に説明を求められるとうまく話がまとまらなくなる、
という前回のお悩みへの回答で挙げたのは、
以下のポイント、4点です。
・話の流れを事前に細かく決めておかないとうまく話せない、
という意識にとらわれ過ぎない。
大事なのは
「いかに、普段のおしゃべりができるか」である。
・「自分が話を作らなくてはいけない」と思いがちだが、
一番大切なのは
「相手が知りたいことを、相手が知りたい順番にお伝えする」ことである。
・まるで紙に書いておいた文章を読むかのように話そうとするのではなく、
もっと簡潔に話す意識を持とう。
・ビジョンと柔軟性が大切である。
このなかから
すべての前提になることとして、
「ビジョンを持って話すとはどういうことなのか?」
について、今回は述べて行きたいと思います。
ここで「ビジョン」と表現しているのは、
「話の行き着く先」ということです。
違う切り口でいうならば、
「これさえ伝われば、OKと割り切れるぐらいの結論」
です。
みなさんは人前で話をしなくてはいけなくなったとき、
どのぐらい、このようなビジョンを持って臨んでいるでしょうか?
ひとつ、断言します。
相談してくださったAさんの念頭にある「話の上手い人」は、
みんな、このビジョンを持っているはずです。
ビジョンという言葉からは、
なにやらとても高度なテクニックのようなニュアンスがありますが、
そんなに難しいことではありません。
『要するに○○は、××だ』
という「物事の捉え方」が、
話し始めるときには出来ている、ということです。
厳密に一言一句、頭の中で決まっているわけではありません。
こんな感じ、というウスボンヤリとしたイメージです。
Aさんがおっしゃるような「話の上手い人」は、
いわゆる「一言斬り」も得意ではありませんか?
なぜならそういう人は、
「それは、こういうことだよ!」
と、自分なりに、ものごとを簡潔に理解する習慣があるからです。
反対に、
よく、お笑いのアドリブを試す大喜利のような番組で、
「ノープランかよっ!!」と突っ込まれる人の思考法には、
ビジョンが無い、ということです。
(もちろん、それでも面白い人は大勢います。
多くは天然ボケ系ですね・・話のオチについてはこちらの記事)
前回はご紹介しませんでしたが
Aさんのご質問の中にはこのような言葉もありました。
>プライベートでは、「お前の話にはオチが無い」って
言われている人にも繋がってくると思います。
まさに、そういうことです。

ビジョンを持って話す人の考え方

では、このようなビジョンを持って話す人の考え方は、
いったいどういうものなのか?
分析してみましょう
まず
話さなくてはならないテーマが与えられたとします。
そのとき、
「結論はどうしよう」とか
そんな難しい考え方は「していません。」
しかし、
「要するに○○は、××だ」というざっくりとしたイメージは、
直感的に見いだしています。
この「要するに○○は、××だ」というのは、
例えば、
「AよりBのほうが美しい」とか
「私はこんなところが好き」とか
「ポイントはこの機能を使うことだ」とか
「正直、学者でもわからないんです」とか
「最高得点を記録したんです」とか
「人気ナンバーワンなんです」とか・・
ご覧のように
「要するに○○は、××だ」というイメージとは、
大なり小なり、
自分の「驚き」「感動」「理解」「見解」などから発生する事実に基づいているものであり、
それを中心線にして話を進行していきます。
上に挙げた「要するに○○は、××だ」の例は、
とても漠然としていますよね。
何が好きなのかも、
どんな機能なのかも、
なにがわからないのかも、
何がナンバーワンなのかも、
明記されていません。
でもそこに、
自分の「驚き」「感動」「理解」「見解」などの要素を含んでいれば、
漠然としたままでも、
話を続けることができちゃうんです。
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話が自然に構成されていくシステムが、これ

では、
なにか適当な話を続けてみて下さい。
◎「AよりBのほうが美しい」
Aが○○という感じなのに対して
Bは××なんですね
さて、Bが××という点なんですが・・
◎「私はこんなところが好き」
いいでしょ~、これ!
私がこういうものを選ぶときのポイントは
○○ということなんですね、
これは
ここのところがこんなふうになっているでしょ?・・・
◎「ポイントはこの機能を使うことだ」
今までの製品ですと
こんな感じでやらなくてはいけなかったんですが、
今回の新製品では
こういう機能が付いたんですね。
これを使うことによって
こんなに変わるんです・・
◎「正直、学者でもわからないんです」
これはとても謎に満ちているんですね。
私は個人的には
こんなふうに想像しているんですけど、
でもそこがこれの面白いところですよね・・
◎「最高得点を記録したんです」
これまでの成績は○○でしたが
その後、××などの改良を加えたんです・・
◎「人気ナンバーワンなんです」
どんなところが人気なのかといいますと・・

話というものは、行き先が分かっていると、おもしろいほど自然につながる

・・思いつくままにつなげてみました。
いかがですか?
こんなに適当に作って、
なんのことなのかさっぱり定かではない話にも、
意外とスラスラと続きませんか?
話というものは
行き先が分かっていると、
おもしろいほど自然につながるものなのです。
そしてその過程で大切なのは、
行き着く先=結論をいかに効果的に聞かせるか。
その話をもっと面白く演出したいという
「野心」のようなものではないかと思います。
その演出法というのは、
具体的には、
話の順番、使う言葉、声の大きさ、抑揚などを選択することです。
Aさんのご質問の中にあった、話のうまい人の思考というのは、
そこを考えているわけです。
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既に、行き着く先が見えているからこそ
それを「どんなふうに聞かせようか」考えるのですね。
決して「どんな結論にしようか」と
考えながら話しているわけではないのですね。
では、
要するに○○、と思いつく発想法は、
いったいどうすればできるのか?
次回、お伝えします。


© 話し方のコツ|心技体
著者:くまちゃんアナウンサー
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