インタビューで「これが聞き出せなかったら意味がない」ポイント3つ
「事実そのものよりも、相手の主観・感情を引き出そう」

自分が聞きたいことをどう引き出すか。考えれば考えるほど、インタビューって高度なコミュニケーションですね!

インタビュアーにとっての重要な心構えは、
・その相手に話を聞く目的を明確に持つこと
・相手に、より良い条件下で充分な力を発揮してもらうこと
この2点に集約されます。
まずインタビュアーの側には、
「こんな話が聞きたいな」という青写真が必要であり、
そのためには、
「なんのためにその人に話を聞くのか」
インタビューの意図を強く明確に意識すること。
すると、
その話を導くためには
どんな質問をすればよいかが見えてきます。
それが、
インタビューに臨む前に考えるべき、戦略ということです。
では今回は、
実際に、
インタビューで引き出すべきポイント、
いや、もっと厳しい言葉にするならば、
「インタビューでこれが聞き出せなかったら意味がない」
とも言える要素を3つ、
挙げることにします。
それは、
・具体性
・その時の気持ち
・その人ならではの主義・ポリシー、価値観、人生観
この3要素です。
では、
ひとつひとつ見ていくことにします。

あ!この要素って、ヒーローインタビューで聞かれるようなことみたい!
「具体性」を引き出すインタビュー

せっかく直接話を聞くわけですから、
一般論を述べてもらっても仕方がありません。
その人だけが知っている話を、
より具体的に聞くこと。
物や人、場所などの名前など
ディテールがあると、とてもリアルになります。
例えば、
あなたが、
インタビューする相手(インタビュイー)についての記事を書こうとしている、
記者だとします。
そして例えば、
その相手が、
現在の活躍に通じる、
何らかのきっかけを掴んだのが、
中学校時代の意識改革だったとして、
「へぇ~中学校時代だったんですか~」
でスルーして、
次の話に進んでしまうでしょうか?
ここで具体性のある答えを求めるなら、
「中学校時代にどういうことがあったんですか?」
「部活動の○○先生の、こういう指導で・・」
「一番印象に残る出来事は?」
などと続くでしょうし、
その中学校がどこの中学校で、
その地域ではそのスポーツが盛ん、
などという情報も、
必要になるでしょう。
聞き手が、
話を大雑把にしか聞かなければ、
話し手もおそらく、
ざっくりと概要しか答えないでしょう。
しかし、
話はディテールを聞けば聞くほど、
様々な小さな要素が、
実は密接に作用しあっていることがわかるものですし、
話し手にとっても、
細部を語っているうちに、
どんどん乗ってきて、自分の話にのめり込んでいくものですから、
相手のテンションを高める、
という意味でも、
嫌がられない程度に、
細かく聞くことが大事だと思います。

具体性を引き出すために、ちょっと細かく聞くこと、ですね。
「そのときの気持ちを思い出させる」インタビュー

以前の記事で、
聴衆が本当に聞きたがっているのは、
話し手の気持ち、主観、感情なのだ、
という話をしたことがあります。
一般論は、
ネットで検索すれば、すぐに得られますが、
その人の気持ちは、
その人の口(あるいは著述)からしか、発せられません。
インタビューの相手(インタビュイー)が、
魅力的であればあるほど、
その人の感情や意見を聞くことに
価値を見出す人が、多く存在するはずです。
インタビュアーは、
それを引き出さなくてはならないわけですね。
また、ここではインタビュアーという単語を使っていますが、
これは、日常会話でも同じこと。
例えば、
会社の上司と部下のグループで、
ランチで会話をしている時。
たとえ昼食時の雑談といえども、
上司の話は皆、聞きたいものですよね。
その上司のほうから、
「これこれこんなことがあったんだよ~」
という話題になった時に、
「へぇ~」
で済ませるのではなく、
「良かったですね」
「大変でしたね」
「ご家族で行ったんですか」
などと、まずその事実を受け止めた後、
「○○は楽しかったですか?」とか、
「オススメはなんですか?」など、
その話題にまつわる感情を、
引き出す質問をしてみること。
こういう質問ができると、
その場が盛り上がり、
そのグループでの会話を仕切れる存在として、
認識されるようになるわけですね。
事実などの客観的な情報は
もちろん必要なのですが、
人の心を揺さぶるのは、
殆どの場合、人の意見や感情なのです。
別の例として、
例えば料理の説明をする時に、
食材の○○と、
調味料の××を、煮込んだもの。
というのは、
客観的な事実、一般論であり、
「これがトロ~っと口の中でとろけて、
幸せな気分になっちゃうんだよ~」
と付け加えるのが、
話し手の気持ちの表明。
この料理を食べたくなっちゃうのは、
大多数が、意見付きのほうですよね。
(想像力豊かな聞き手は、
食材だけを列挙しただけで、美味しそう!と思うかもしれませんが・・)
今回の記事は、
このあたりで。
次回はこの続きと、
インタビュアーの心構えふたつめの、
相手のコンディションを高める方法についてお話しします。
お楽しみに・・

確かに。インタビューで感情を引き出すと、話が盛り上がりますね!!
