「自分の本当の声」の見つけ方
「話を聞いてもらえる声」は、人格そのものである
「声の大きい人が、
会話の中心になる。」
これは、声そのものの大きさだけではなく、
強く言い張った人の意見が通ってしまうことへの
一種の揶揄でもあるのですが、
そのいっぽうで、
ひとつの真理でもあります。
それは、
「人が話を聞いてくれる」
「人としての存在感がある」
ということです。
いい声、通る声で話すというのは、
「他人から一目置かれる個性」
なんですね。
人はそれぞれ、出せる声が決まっている
では、
いい声とは、どういう声のことなのでしょうか?
とかく人は、
他人の持ち物が、羨ましく感じたりするもので、
人のいい声を聴いて、
自分もあんな声になりたい、などと思うものです。
ないものねだりですよね。
人間の体は、楽器のようなもの。
出る音は決まっているのです。
ならば、
その楽器のポテンシャルを最大限に引き出すことが、
大事なのではないでしょうか。
つまり、
自分の本当の声を磨くことです。
自分の本当の声の見つけ方
では
自分の本当の声の見つけ方をご紹介します。
椅子に座った姿勢でやってみましょう。
基本姿勢として、
1、椅子に深く座ります
2、おしりのトップを一番奥に突き出すような体勢で
3、おのずと、やや前傾し
4、胸を張り
5、腰を反らすぐらいに背筋を伸ばし
6、お腹を大きくふくらませます。
7、両手はそれぞれふとももの上に置いて下さい。
8、乗馬マシーンの動きのように、両ふとももを前後左右させてみて
股関節が硬くなっているのをほぐしましょう。
顔は、水平よりやや上を向いた状態で
アゴはよだれが垂れるぐらい
だらしなくぽっかりと開ける感じがいいでしょう。
そして、
大きなため息から
「はーーーーーーーーーあーー」
最後の方で、「ため息を声に」変えてみてください。
最後に出た声が、
あなたの本当の声。
腹式呼吸から、力みなく出た声です。
その声で、
最後に「ーーあーーーーあっ!あっ!あっーーー!」と
強く吐いてみましょう
そうしているうちに
腹式で出した声が、地声のようになってくるはずです。
このように、
本当の声を出しているときの感覚を知り
意図的に持続できるようになることが大切です。
声に存在感があるというのは
人があなたの話を聞く、ということです。
もうそれだけで人生どれほどか得をするはずですよ。
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