話す時の「目の合わせ方、切り方」のコツ
「自分から話題を振って、目線を切るテクニック」



うまく目線を切るためには、
どうすればいいか。
それは、
「目の動きを、話と連動させること」です。
相手の目が見られない、
と言う人は、
相手の話を
真正面から受け過ぎてしまっている可能性があります。
その部分を、
自分から話題を振ることで、
「散らす」ことができるのです。

それでは、
ビジネスで、
初対面の人と挨拶をして、
その後、
しばらく会話しなくてはいけない場面を
想定してみましょう。
初対面の相手と目を合わせる方法
まず、
最初は相手の顔を見ましょう。

苦手な人も、
意を決して。
この時は、
相手の鼻の下あたりでも構いません。
相手が話し始めたら、
限界まで持ちこたえましょう。
初対面なら15秒以内で済むものです。

そして頃合いを見計らって、
自分から新しい話題を振ってみましょう。
いただいた名刺の話、
お天気の話、
同行して来た人や、共通の知り合いについて・・など。
それと同時に、
視線をその話に関連する方向に向けてみる。
手元の名刺や、窓の外の天気や、社内の人々・・
この時は、
相手と同じ風景を見るような
意識で。
同じ動きをすることは、
連帯感を生む、という効果も伴います。

そして大事なのはこの後、

もう一度、
しっかり目を合わせること。
前回までのシリーズの、
動作を見せる記事でも言及しましたが、
動作は、動き始めを見せること。
目が合う時も同様に、
目を合わせる瞬間を、相手に見てもらうことが効果的だと思います。
2度目に目線が合った、という事実は、
相手の心に強くインプットされますから、
あなたのことを、
目を合わさない人、
と印象づけられることは、もうありません。
後は自由に振る舞えばいいのです。

相手の横に立ってしまう、
という手もあります。
横に立って同じ景色を眺めながら話をすれば、
目を合わせること無く、
親密な雰囲気を醸成することができます。
繰り返しますが、
ポイントは、
話題とともに、目線を切ること。
その話題のバリエーションを
いくつか、癖にしておくだけでいいのです。
人見知りで、
つい引っ込み思案になってしまうのを、なんとかしたい、
という方には
オススメの方法です。


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