話を作ろうとするから難しくなる。相手が聞きたいことを察知して話せばいい。

本記事は、アナウンサー歴36年で会得した話し方の技術を
「仕組み」として言語化したオリジナルコンテンツ
です。
応用すれば、あなたの話し方も変わります。

「相手が聞きたいことを察知する」

副島愛(販売員)
副島愛(販売員)
お客様と話すのが仕事ですので、もっとうまく話ができるようになりたいです。
前提は、私は変わらないけど、相手が変わるということですね。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

前回は「結論は考えない。スラスラ話せるようになる方程式」でした。

上手に話したいと思うこと、と、
面白い話を聞かせたいと思うこと、

このふたつの価値観を、

同じものと考える人もいれば、
別物と思う人もいるでしょう。

その違い
わかりますか?

このあたりに、
話し方、説明の仕方上達のための、

決定的なヒントが隠れています。

その答えは、

話し手の心理状態が、

「相手を満足させたいという気持ち」か、
「自分が満足したい」か 、

というところにあります。

聞き手を喜ばせたいと思うこと。
つまりサービス精神ですね、

これに勝るものはありません。

話の上手い人というのは間違いなく
サービス精神に溢れています。

つまり話し上手な人は、

うまい話=相手が面白いと思う話、
を聞かせたいという一念で話しているのです。

上手く話せなくて悩んでしまう人に、
サービス精神がないというわけではありません。

しかし、

自分を良く見せたいとか、
相手を不快にしてしまうのではないか、など、

自意識や、
後ろ向きな思考に支配され、

不本意にも、相手のことを考えられない状態になり、
結果として気付かぬうちに、

「自分勝手な」話し方になってないでしょうか?

改めて大前提の確認ですが、
良い話とは、

話し方の上手さではなく、
「聞き手が満足する」話なのです。

とすると、
良い話し手とは、

「相手の聞きたいことを一生懸命に話そうとする人」
と言い換えられるでしょう。

ですから私達には、

つい、とらわれがちな
うまくしゃべりたいという意識を、

「いかに相手に満足してもらうか」という意識にじょうずに変換していく、
セルフコントロール(自己抑制)が必要なのです。

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副島愛(販売員)
副島愛(販売員)
さっき私、うまく話せるようになりたいって、言ったばかりでした。

相手の求めていることを知る

うまく話したいっていう気持ちはわかります。それをいい方向に向かわせることが大事ですよ。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

では、

相手が満足する話をするために、
私達がまずすべきことはなんでしょうか?

もちろん、
自由に話して、無条件に面白い話ができるなら、
それでよいかもしれません。

しかしそれは簡単なことではありませんよね。
ではどうすればよいのか・・?

方法はただひとつです。

「相手の求めていることを知る」こと。

相手が聞きたいことを知ってから話すのと、
知らないまま自分の用意した話をするのとでは、

話の質が全く違ってきます。

例えば、

伝えなくてはならない内容が、
A→B→C→D→Eと段階を踏んであるとしましょう。

聞き手が既にABのことを知っているとして、

それを前提としてCから話をするのと、
それを知らずにAから話をするのとでは、

大違いだと思いませんか?

この場合、
相手が求めている話とは、C以降ですよね。

話し手は
それを知る必要があるわけです。

簡単な例で言えば、
携帯電話の新製品を説明するとして、

相手が同じ会社のものを既に使っている場合と、
違うものに乗り換える場合とでは、

話が違いますよね。

場合によっては、
相手が求めていることを知らないと、
失礼に当たる場合だってあり得ます。

ですから私達は、
相手の状態を知るための努力を絶やしてはいけないのです。

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副島愛(販売員)
副島愛(販売員)
説明をする前に、どう話そうか考えてばかりいましたが、まず相手を知ることが先なんですね。

相手の状態を知るために、できること

相手の状態を知って、それに必要な話をするだけ。簡単でしょ?
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

では、相手の状態を知るためには
どうすれば良いか?

まずは、
「聞いてしまう」のが、最も手っ取り早い方法です。

例えば、

上記の携帯電話の新製品の例でいうなら、
「今、お使いの機種は・・?」と聞くでしょう。

同じメーカーなら、
「やっぱり○○は使いやすいですよねー!!」などと応じたあと、

省略できる話は省いて、
新しく買い替えることのメリットを語ればいいわけですよね。

いっぽう、違うものを持っている人なら、
その違いを、より基本的なレベルから聞きたがっているはずですよね。

次に、

聞いてしまうことができないときは、
どうすれば良いのでしょうか?

そんなときは「察知する」ことです。

相手の顔色を見るとか、
どんな話が好みなのか反応を見るとか、
気になりそうなことをこちらから話してみるとか、

相手のことを察知するために、

話の上手い人は、
手を変え品を変えて、目に見えない努力をしているものです。

お笑いタレントさんが、

「こんなん、お好きじゃない?」
などというシーンを見たことがありませんか?

話の上手い人は、

相手がどういう話に乗って来るのかを
意外に神経質に気にしているものなのですが、

それはまさに、
「聞き手が聞きたいこと」を察知しようとしている、ということなのですね。

副島愛(販売員)
副島愛(販売員)
相手の聞きたいことに合わせて話せばいいのか~それなら言うべきことと不要な話がきっちり分けられますね。

話し上手は、相手の聞きたいことを察知しようとする

だから、自分が話すことよりも、相手の状態を知ることに気を遣うんですよね。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

とっさに何らかの説明などをしなくてはならなくなったとき、
自分が話をしなくてはいけない、という意識に支配されてしまうと、

頭の中で準備しなくてはならないことが山ほど発生して、

もう、それだけで、
あっぷあっぷの状態になってしまいます。

本人にとっては一所懸命なことなので、
それに対してこんな表現をしてしまうのは誠に心苦しいのですが、

この状態は、残念ながら自分自身に囚われた、
「自分勝手な」話し手になっています。

ところが、

相手の知りたがっていることを知るだけで、
それに合わせて話を組み上げることができる、

つまり、相手本意の、
聞き手が聞きたがっていることを話せる話し手になれるのです。

例えるなら、
「氷が欲しい」というお客さんがいるとして、

話し手は、
勝手に「氷の彫刻」を作り始める必要があるでしょうか?

違いますよね。

まず、どういう氷が必要なのかを知るべきなのです。

それ次第で提供すべき氷の形は違ってくるわけですし、
そのほうがずっとシンプルです。

自分の知っていることを全て伝えようとするのは難しいことですが、
相手が知りたがっていることは限られています。

お豆腐を買いに、自前の容器を持ってきた人と同じです。

その人は、

自分が欲しい分のお豆腐が入るぐらいの
容器を用意してくるはずです。

お豆腐屋さんは、

その容器に入るように、
自分の豆腐を切り分けてあげればよいわけですね。

もちろん同じ容器でも入れ方によって、
入ったり入らなくなったりしますし、

お豆腐が美味しいか否かは
また別の問題になりますけどね・・

いずれにしても
今回述べてきたような、

話を聞いて喜んで欲しいというサービス精神で、

聞き手本意の話をするために、
相手の聞きたいことを察知しようとする気持ちさえあれば、

よほどの難敵でないかぎり
クリアできるはずです。

自信を持って
シンプルに考えましょう!

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副島愛(販売員)
副島愛(販売員)
話すことを難しく考えていましたが、それはむしろ、自分勝手だったんですね・・
あらかじめ何かを考えておくなら、いろいろなタイプの相手を想定するのも、いいかもしれませんね。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

© 話し方のコツ|心技体
著者:くまちゃんアナウンサー

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