先に結論病?結論は考えなくていい。説明がスラスラできる方程式
「仕組み」として言語化したオリジナルコンテンツです。
応用すれば、あなたの話し方も変わります。
「要するに×なぜならば=説明の方程式」


急に説明を求められた時に、
話しながらうまく話をまとめる方法について解説しています。
説明が上手な人は、
話し始めるときに、
その説明のビジョンを持っているものです。
ビジョンとは、
「要するに○○は、××だ」というイメージです。
道を尋ねられたときなら、
「要するに、あっちの方向」、
その商品の使い勝手を尋ねられたときなら、
「オススメ度75%」
など。
結論を先に言ってしまうのが、
わかりやすい説明、などとよく言われますが、
それを「結論」と表現するから、
問題が難しくなってしまうのです。
結論がなくてはいけない。
結論を考えなくてはいけない。
結論が無い話は、ダメな話。
そういう思い込みがありがちですからね。
結論というより、
「要するに・・」という話ができれば、
それを聞いただけで、
相手はかなり満足してくれますから、
あとは相手の聞きたいことのニーズを探りながら、
それに答えるような形で説明を進行させればよいのです。

説明を聞きたい人は、聞きたいことの核心だけ聞けば満足する

こういう話し方をすると、
なぜ相手が満足するのかというと、
話を大枠から固めることで、
聞き手は不要な情報を聞かなくて済むからです。
説明する側の話し手の頭の中には、
多岐にわたる知識が蓄積されていますから、
それらをうまくまとめて話そう、
と考えると、途方に暮れてしまうのも当たり前です。
でも、
自分が説明を受ける側の立場で考えてみると、
多くの場合、
聞きたいことの核心だけ聞ければOK、
ではありませんか?
核心だけ聞いたら、
さらに疑問に思ったことを質問して、
個別のテーマについて、
さらなる説明を受けたい、
と思うはずです。
そういう相手に、
1から10まで、まとめて話すのは、
むしろ、ちょっと迷惑なのです。
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ビジョンを先に宣言することで得られる効果、メリット

また、
最初にその説明のビジョンが明らかになることで、
聞き手は、今からどういう話になるのか知ることができ、
それが説得力につながりますし、
話し手の側からすれば、
話の進む先を始めに宣言してしまうことで、
話している途中で、
「どう進めよう」
「何の話だっけ」と路頭に迷うことはなくなるわけですね。
しかも前回の記事に挙げた通り、
話の行き先が明らかになると、
言葉が自然に次々とつながってくるものです。
同じような例の繰り返しになりますが、
例えばまず最初に、
「これは簡単ですよ!」
と言っちゃうとしましょう。
これは簡単だ、というのは
自分なりの見解であり、結論であるわけです。
話の進む方向は自ずと、
これが簡単であることを
より効果的に相手に伝えるような演出になりますね。
「ほら、こんなふうに・・!」
「ちょっとやってみます?」
「他のものですと
ここがこうなっているんで、こうは簡単にいかないんですけど、
これはここがこうなので
こんなに簡単にできちゃうんですよ?
これができるというのが
この製品の一番のポイントですよね
この機能だけが目当てで
買って行くお客さんもかなりいますよー」
・・とか。
話は後付け後付けでも、
自然に前進していくものなのです。
このように、
先に「要するに・・」と宣言してしまうと、
それに続くのは
「なぜならば・・」という内容にならざるを得ないからです。
話がそういう方程式になっていることで、
上の例文では、
その物がいったいなんなのかを全く定めていなくても、
自動で話が進行してくれるんですね。

「要するに・なぜならば方程式」の応用テクニック

さらに、
テクニック面での付け加えになりますが、
「話の面白さ」の演出として、
最初に宣言する「要するに・・」を敢えて理解しにくい言葉にして、
話すにつれてその謎が解けていく、という手法があります。
例えば、
「○○さんはねえ、
白菜じゃなくて、キャベツタイプなんですよ!」
と言っちゃうとすると、
その言葉だけでは、訳がわかりませんよね。
当然、そのあとから、
「どこが、なぜそうなのか」の説明が始まり、
聞き手は話を聞くにつれ
その言わんとすることを理解し、
最後に、あー納得、となるわけです。
これは、
「要するに・なぜならば方程式」の応用です。
最初に道を作ってしまうと
後の話は自ずと決まってくるので、
話し手は、
使う言葉を吟味することに集中できますし、
聞き手は、
より興味を持って、こちらの話を聞いてくれる。
アドリブのおしゃべりというのは
そういうことの繰り返しなのです。

「要するに」の使い方の注意点

蛇足ですが、
実際の説明や会話のなかで、
本当に「要するに」と言葉に出すと、
あまり好感を持たれない恐れもあります。
人は、
「要するに、という内容の話」は好みますが、
「要するに」という言葉自体には、
イラッとすることが多いものです。
考えられる理由は、
・要するに、を連発する人がいる
・要するに、と言いながら話が要するにじゃないことが多い
・なんか上から目線を感じる
など。
特に、
相手の話に対して、
それを「要するに」でまとめてしまうと、
それが正確でなかったり、
軽んじられたような気分になったりするんですよね。
ただ、思考法としてはとても合理的ですから、
それが口癖の人は説明上手とも推測できるのですが、
「要するに」は、
言葉にして口にするのではなく、
話の内容だけにとどめておいたほうが無難かもしれませんね。


© 話し方のコツ|心技体
著者:くまちゃんアナウンサー
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