ほめ上手になるコツ、相手の「褒めポイント」に気づく方法


「自然にほめることができる、褒め体質になる」

今回は、相手をほめることに重点を置いてお話しします。ほめ上手になってもらいたい気持ちを込めて、聞き手は男性に登場してもらいますね!
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー
加藤俊一(総務課長)
加藤俊一(総務課長)
司会のコツ、からの~話を引き出す、からの~ほめ方まで来ましたね。シリーズ皆勤賞を貫きます(笑)
斉藤義男(経営者)
斉藤義男(経営者)
能力を引き出したり、人をやる気にさせたい時なども、ほめ方、大事ですよね。私も是非うかがっておきたいお話です。よろしくお願いします。

相手のテンション×緊張・弛緩を操り、
話を引き出す、というテーマで話が続いています。

前回は、
初対面の人との関係構築、

なかでも、
まず相手に口を開いてもらうことにスポットを当てた記事になりました。

人が積極的に話をしようとする意欲は、
高いテンション=精神的な高揚感が必要なのですが、

緊張で固くなった状態からテンションを上げるよりも、
リラックスからテンションを上げるほうが、

より有効ですし、
健全だと思います。

今回は、
リラックス状態を築くための、褒め方についてです。

加藤俊一(総務課長)
加藤俊一(総務課長)
相手の緊張や弛緩をコントロールして話を引き出すテクですよね。なかでも褒めるって、とてもポジティブで好きだなぁ~。

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褒められて怒り出す人は、少ない

いつも会う人なら、徐々に良い所に気づいたりするものですが、初対面では全く相手の情報のないところからほめなくてはいけませんから、ちょっとコツがいりますよね。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

初対面には挨拶がつきものです。

通り一遍の挨拶では何も生みませんので、
そのあと双方が気持よく会話が弾むような、
ポジティブな感想、褒め言葉が欲しいところなのですが、

これが難しいんですね。

多くの場合、
外見的な感想の述べ合いになるわけですが、

女性はこういうコミュニケーションが得意な人が多く、
言語を扱う脳が集団生活に適応するように出来ている、
という説もあるようです。

いっぽう、男性は、
外見の褒めどころが少ない、ということもあり、
お互い、初めて会った感想を述べ合うのが、苦手という人も多いようです。

また、
安易に表面的に人を褒めるような「軽さ」を好まない男性もいるとは思いますが、

褒められて怒り出す人の数よりも、
褒められて悪く思わない人の数のほうが圧倒的に多いのは、間違いないはず。

外見などを表面的に褒めるのは、
習慣にすることで上達できますから、意識してみるといいと思います。

斉藤義男(経営者)
斉藤義男(経営者)
相手の良い所って、気づかなくちゃ話になりませんけど、気づいたとしても言葉にしないことって多いんですよね。それも習慣化が必要ですね。

相手の良さを発見する「気づき」のコツ

日ごろからよく褒める人ってカッコいい、と私は思いますよ。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

相手を褒めるためには、
相手の良さを発見する、気付きが不可欠なのですが、

それが見つけられない、という悩みも
つきまとうことでしょう。

コツは、
自分の得意分野で褒めること。

得意なことなら、
気付きやすいですし、

なによりそれをきっかけに
話が広がるかもしれません。

第一、
得意でないことで褒めようとしても、
相手の良いところに気づかないかもしれませんし、

せっかく相手がその話に乗ってきたとしても、
話を振った側のこちらが、話を続けられない恐れもあります。

女性が外見を褒めるのが上手なのは、
ファッションや美容などについて、
自身も関心が高い、という要因もあると思います。

そして、
そういった、気付いて褒める習慣を、パターン化していくことで、
どんな相手に会っても自然に褒められる「体質」になっていくのだと思います。

加藤俊一(総務課長)
加藤俊一(総務課長)
そうか!私が妻の髪形やメイクを褒められないのは、得意分野じゃないからなのかもなぁ。

質問で、相手の褒めポイントを探る

例えば女性のメイクなどを褒められるようになるために、それを得意分野にするには、タレントや女優さんのファッションやメイクのなかで、まず自分が好きな傾向に気づいて、それを表現できるようにするのが近道だと思いますね。
くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー

ぱっと見で
どうしても褒めるポイントが見つけられないときは、

何か質問してみる、という手があります。

相手の外見や持ち物など、
目につく範囲で質問して、

返ってきた答にポジティブに反応することで、
褒めているのと同様の効果が期待できます。

簡単な例で言うと、

「それ、珍しいデザインのスニーカーですね?」

「スニーカーを自分でデザインできるサイトで作ったんですよ。」

「すごい!センスいいですね。」

こんなイメージです。
返ってきた答にポジティブな反応をするだけで、褒め言葉になりましたよね。

本当は、外見よりも、
相手の本質を褒めたいところですが、

それは少し
様子を見てからにした方がいいと思います。

見当違いな褒め方が、
失礼に当たることもあるからです。

外見を褒めるのは、
外見という事実の裏付けがあることなのに対し、

内面については、
あくまでこちらが受けた印象と想像だけであって、
それが相手の本意とは違う可能性もあるわけですよね。

褒めることの最大の難しさは、
そこにあります。

大事なのは、
相手を喜ばせたいという、サービス精神です。

そして、

褒めることをきっかけにして、
相手との共通点を探り、話を深めていく。

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そのなかで、
相手の価値観が垣間見えた時に、

それに賛同する。

価値観への賛同が、

一番自然な、
褒め上手の褒め方だと思います。

加藤俊一(総務課長)
加藤俊一(総務課長)
価値観への賛同はちょっとハードルが高そうなので、まずは外見の褒めポイントの気づき。これを習慣化していきたいですね。
斉藤義男(経営者)
斉藤義男(経営者)
なるほど。例えば私が若者のスニーカーを褒められないのは、私がスニーカーに疎くて褒める言葉を持たないし、褒めて見当外れになるのも恐ろしい・・結局、人を褒められないのは自分の器、能力の問題なのかもしれないですね。

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くまちゃんアナウンサー
くまちゃんアナウンサー
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