「トークの仕切り役、まずは「持ち駒」を揃えよう」

トークショー、とまではいかなくても、

参加者の発言を促し、
あるいはコントロールしなければいけない役割というのは、

日常的にあるものです。

企業や学校、サークル、地域社会においての、
定例会議、企画・戦略会議の議長などはそれに当たるでしょうし、

普段の会話でも、
場合によっては、仕切り役が必要なこともあるでしょう。

そういう役割に臨むとき、
どう振る舞えばいいのでしょうか。

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トークの目的を正確に認識すること

イベントの司会と同様に、
トークの仕切りにおいても

事前の準備が大切であることは
言うまでもありません。

そしてなにより優先してあらかじめ考えておくべきなのは、
「トークの目的」です。

例えばトークショーの場合ですと、
その目的は、

「話が盛り上がって、観衆を満足させる」ことでしょう。

企画会議ですと
その目的は、

「叩き台の企画に対して活発な質問、意見があり、
原案を洗練されたものにし、最終的に採用するか決定する」
こと、など。

つまり、
理想の結果があり、

そこに至るまでの時間を、
参加者にしゃべらせることによって、
演出する、

ということです。

目的なんて大げさなものはない、と思えるような話し合いや、
突発的に発生した会話においても、

結果をイメージすることはできるはず。

みんながワイワイしている感じ・・、
でもいいのです。

それが、
目的を考える、ということです。

 

トーク参加者に「その人らしい発言」をしてもらうために

そのうえで、

どうしゃべらせるか?
という問題になるのですが、

やみくもに発言させても
混乱を招くだけ。

つまり
その場、その時に必要な発言を促す必要があります。

適材適所の発言を誘導するために
司会者が果たすべき仕事、

それは

1、トークの結果に対する予想、ビジョン
2、出演者の個性の把握
3、論旨の把握
4、対立軸の明確化
5、出演者の発言の理解と明示、次の発言の誘導

この連続です。

簡単に言うと、

「どんな風に盛り上がればいいのか」
まず考えます。

次に、

「誰がどんなキャラクターで
どんな発言が期待できるのか、あるいは期待できないのか」

考えます。

初めから対立軸が鮮明なのであれば、
どちら派なのか、とか、

全く違う視点から意見を出してくれる人、
場を和ませる人、
イエス・ノーを言える人、言えない人、
話が回りくどい人・・などなど。

ここまでについて
ある程度の下調べが必要になるでしょうが、

事前にそれを知ることができない時は、
実際の話が始まってから、それぞれのキャラを探っていくことになります。

その話し合いの参加者、プレーヤーを知ることで、
仕切り役は、
「トークの持ち駒を持ち、その特性を知る」ことになるのですね。

駒の揃った人と、
持ち駒の乏しい人、

そして、その駒の使い方が上手い人。

将棋と同じように、
トークの仕切りにおいても、結果の違いは歴然と表れるものです。

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