#38「イメージが伝わる説明」の具体例と実演

「その説明で、イメージが湧くか?」

人の説明を聞いていて、
聞き手がイライラしてしまう原因。

第一は、
話の方向性が見えないことです。

だからこそ、

説明において、最も大事なのは、
まず、大枠を固めること=最初に方向性を指し示すこと。

「結局はこういうこと」という話の方向性をざっくり示した後で、
細部を描写していくことで、
説明の効率が格段に違ってくるものです。

第二の原因は、
イメージできないこと。

聞き手が「わかりにくい」と感じるのは、
この二点によることがほとんどです。

つまり、

説明下手による説明は、
具体的なイメージが湧かず、
結局何が言いたいかもわかりにくい、

ということです。

 

説明が上手い人は、「例え」と「比較」を多用している

では、
わかりやすくイメージを伝えるには、
どうしたらよいのでしょうか?

答は簡単です。

イメージを最も効率的に伝える方法は、
「例え」と「比較」です。

「例え」と「比較」は、別個のものではなく、
ワンセットで機能します。

話し上手、説明上手と言われる人は、
間違いなく、「例え」と「比較」を多用しています。

具体的にはどういうことなのか、
話を進めます。

例えば、

サツキという植物のことを知らない人に対して、
サツキとはどういう植物なのか、教えるとしましょう。

どう説明しますか?

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ディテールから話してしまう説明に、イライラする

旧暦の皐月の頃に花が咲く。
街路樹や公園などでよく見かける。
盆栽としても古くから親しまれる。
ピンク~赤の花が多いが、
白いのもあれば、色が混ざっているものもあるし・・
花びらはだいたい5枚で・・

などなど、
ディテールを重ねていくことでも、
イメージはなんとか伝わるものですが、

かといって、
これではまるで、クイズのようですよね。

よほど、能動的にこちらの話を聞こうとしてくれている相手以外は、
苛立ちを覚えてしまうかもしれません。

 

「例え」と「比較」による説明の具体例

ではこれを、
「例え」と「比較」で説明してみます。

サツキは、ツツジの仲間で、
違いはほとんどありません。

サツキはツツジと比べて、
花が咲くのが1ヶ月ほど遅かったり、
花が咲くときには既に葉っぱが出ていたり、というような特徴があるそうですが、
それも絶対に全部がそうであるとも言えないぐらいで、

サツキとツツジを区分するのは、
ほとんど慣習的な意味だけなんだそうですよ。

 

「例え」と「比較」の使い方の解説

このように説明してみました。
解説します。

まず、

サツキという植物を知らない人の為に、
ツツジという植物を例示しました。

サツキは知らなくても、
ツツジなら知っている可能性が極めて高いからです。

そのあとに、
サツキとツツジの違いを挙げていきます。

違いを知ることで、
サツキの詳細が明らかになっていくわけですね。

たったこれだけの説明で、

「なーんだ、サツキって、ほとんどツツジと一緒なのか~」
と満足してくれる人も多いと思います。

あとは、
相手が何を知りたがっているかによって、
細部の描写を重ねていくことになります。

このような、
「例え」と「比較」を行うときに、大事なのは、

何を例示するか、
ということ。

そして、最も注意すべきは、
誤解を与えないこと、

だと思います。

誤解を与えずに、
ドンピシャで言い得て妙な「例え」と「比較」ができるかが、

説明の質の違いに直結すると言っても過言ではないでしょう。

そしてそのドンピシャな例えをする時もやっぱり、
「大枠から固める」ことができる例を使うこと。

道を聞かれたときに、まず方向を指さすのと同様に、
その例を一言聞いただけで、

「ああ、そうか、ありがとう!」と礼を言って、
満足して立ち去ってもらえるような例示を目指したいところです。

 

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